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教育・子育て

シンガポールの日本人学校vsインターナショナルスクール——子どもの教育をどう選ぶか

シンガポール在住の日本人家庭が直面する教育の選択を解説。日本人学校・インターナショナルスクール・現地校の費用・カリキュラム・帰国後の影響・駐在vs永住者での違い。

2026-04-12
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この記事の日本円換算は、1SGD≒115円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(SGD)の金額を基準にしてください。

シンガポールで子どもの教育を選ぶとき、「日本に帰るつもりがあるかどうか」が最初の分岐点になる。

これを決めずに学校を選ぶと、数年後に後悔することがある。

主な選択肢

学校主な対象年間学費目安(SGD)
シンガポール日本人学校(小中)短〜中期の駐在家族SGD 11,000〜13,000/年
インターナショナルスクール(UWCSEA・SAS・ACSI等)長期在住・英語環境重視SGD 30,000〜55,000/年
現地公立学校(シンガポール人向け)PR・市民の子ども向け(外国人は難しい)外国人は申請困難
ローカルプライベートスクール多様SGD 10,000〜30,000/年

日本人学校の特徴

シンガポール日本人学校はJNSS(Japanese School Singapore Ltd.)が運営し、マリタパラス・チャンギの2キャンパスがある。文部科学省の学習指導要領に準拠した教育を行っており、日本への帰国後もスムーズに復学できる。

駐在員家族の「3年で日本に戻る」という前提に最も合っている選択肢だ。

授業料はSGD 11,000〜13,000/年程度。多くの大企業の駐在パッケージでは学費補助が出るため、実質的な自己負担が少ない駐在員家族に向く。

インターナショナルスクールの特徴

英語でのIB(国際バカロレア)またはアメリカン・ブリティッシュカリキュラムによる教育。多国籍の生徒・教員環境で、英語力・グローバル思考が育まれやすい。

費用は日本人学校より大幅に高く、年間SGD 30,000〜55,000(約345万〜632万円)が一般的だ。学費は学年が上がるごとに増える学校も多い。

日本帰国後の課題:インターナショナルスクールで6年過ごした子どもは、日本語・日本語教育のカリキュラムから離れているため、日本の公立中・高への復学が難しくなる場合がある。帰国生受け入れ体制のある私立校を選ぶケースが多い。

現地校(シンガポール政府系)

シンガポールの公立学校は市民・PRが優先で、外国人の入学は狭き門だ。ただしPRを取得した家庭の子どもはPR料金で公立学校に通える。

競争は激しいが、シンガポールに長期在住する場合のコストパフォーマンスは高い。

永住者・長期在住家庭の傾向

「シンガポールに根付く」と決めた家庭では、インターナショナルスクール→現地大学という進路、または現地校を選ぶケースが多い。

英語・中国語を身につけ、東南アジアで活躍できる人材を目指す発想だ。一方で「日本語能力の低下」「日本文化へのアイデンティティ希薄化」を懸念する親もいる。

どちらが正解かは、家庭の将来設計次第だ。

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