バンコクのエリアガイド|日本人が住む・働く・遊ぶエリアを実用的に解説
バンコクの主要エリアを日本人視点で比較。スクンビット・シーロム・アリー・ラチャダーなど、目的別にエリアの特徴と家賃相場を解説します。
この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(THB)を基準にしてください。
バンコクで住むエリアを選ぶとき、スクンビットという名前が最初に出てくることが多い。ただ、スクンビットは「ソイ(路地)番号で全然違う」という話でもある。日本人コミュニティが集まるエリアを中心に、実態を整理する。
バンコクのエリア構造
バンコクはBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)の2系統を中心に移動する。渋滞が激しく、駅から離れると移動コストと時間が跳ね上がる。駅徒歩圏内かどうかは物件選びの最重要条件。
- スクンビット沿線: BTSスクンビット線が走る東西の幹線。日本人在住者の大半がここに集中
- シーロム・サトーン: BTSシーロム線。金融・ビジネス街
- アリー・パホンヨーティン: BTSモーチット周辺。ローカル感が残るエリア
- ラチャダー・ラムカムヘン: MRT沿線。コスパ重視層が多い
エリア別ガイド
スクンビット(ソイ1〜21、エカマイ周辺)
住むタイプ: 日本人駐在員・日本語環境重視
バンコク最大の日本人居住エリア。日系スーパー・食材店(フジスーパー・パワーバイ)・日本食レストラン・日本語対応クリニックが集中する。ソイ(枝道)番号が小さいほど中心部寄り。
- コンド家賃(1BR): 15,000〜35,000THB/月(約6.5万〜15万円)
- コンド家賃(2BR): 25,000〜60,000THB/月(約10.8万〜25.8万円)
- 駅: アソーク・プロンポン・エカマイ(BTS)
ソイ11やソイ49周辺はバー・カフェが多くにぎやか。ソイ31・33あたりは落ち着いた住宅街。ソイ番号で雰囲気が変わるため、内見前にエリアを歩くのをおすすめする。
スクンビット(ソイ21〜71、オンヌット周辺)
住むタイプ: コスパ重視・長期滞在・ノマド
スクンビットの中〜外側エリア。プロンポン・オンヌットあたりから先は家賃が下がりつつも、BTSで中心部にアクセスできる。タイ人居住者も多く、ローカルな飲食店が安く使える。
- コンド家賃(1BR): 8,000〜20,000THB/月(約3.4万〜8.6万円)
- コンド家賃(2BR): 15,000〜35,000THB/月(約6.5万〜15万円)
- 駅: オンヌット・プナウィティ(BTS)
ノマドワーカーや長期滞在者はオンヌット周辺を選ぶ人が増えている。日本食も一定数あり、日本語環境が完全に途切れるわけではない。
シーロム・サトーン
住むタイプ: 金融・外資系ビジネスパーソン
バンコクの金融・ビジネスの中心地。外資系銀行・証券会社・コンサルが集まる。繁華街のパッポン通りも近く、夜の賑わいがある一方で昼間はビジネス街として機能する。
- コンド家賃(1BR): 18,000〜40,000THB/月(約7.7万〜17.2万円)
- コンド家賃(2BR): 30,000〜70,000THB/月(約12.9万〜30.1万円)
- 駅: シーロム・サラデーン(BTS/MRT)
チャオプラヤー川へのアクセスが良く、ウォーターフロントの景観も楽しめる。ただし週末は観光客が多く、渋滞もひどい。
アリー・サパーンクワーイ
住むタイプ: バックパッカー上がり・ローカル志向・コスト重視
BTSモーチット駅周辺のアリーは、おしゃれなカフェ・独立系レストランが増えた「隠れたトレンドエリア」。スクンビットほどの日本人コミュニティはないが、家賃は安い。
- コンド家賃(1BR): 8,000〜18,000THB/月(約3.4万〜7.7万円)
- コンド家賃(2BR): 15,000〜30,000THB/月(約6.5万〜12.9万円)
- 駅: アリー・サパーンクワーイ(BTS)
日本語環境は薄いが、タイ語で生活したい人・ローカルな物価で暮らしたい人には向いている。
ラチャダー・フワイクワーン
住むタイプ: MRT沿線・コスパ最重視
BTSが通らないMRT沿線エリア。家賃はバンコク内でも安く、タイ人の生活圏に近い。ナイトマーケット(タラート・ロット・ファイ)が有名で、ローカルな雰囲気を楽しめる。
- コンド家賃(1BR): 6,000〜15,000THB/月(約2.6万〜6.5万円)
- コンド家賃(2BR): 12,000〜25,000THB/月(約5.2万〜10.8万円)
- 駅: フワイクワーン・タイカルチャーセンター(MRT)
中心部(シーロム・スクンビット)へはMRTとBTSを乗り継いで30〜45分。職場が中心部に近い場合は通勤がネックになる。
エリア選びのポイント
| 優先事項 | おすすめエリア |
|---|---|
| 日本人コミュニティ・日本語環境 | スクンビット(ソイ1〜21) |
| コスパ重視・BTS沿線 | オンヌット・プナウィティ |
| 金融・外資系勤務 | シーロム・サトーン |
| ローカル感・カフェ好き | アリー・サパーンクワーイ |
| 最安値で住む | ラチャダー・フワイクワーン |
住む前に確認しておくこと
渋滞問題: バンコクの渋滞は深刻で、駅から徒歩15分以上の物件は実質的に車・バイク・Grabが必要になる。駅徒歩5分以内を基準にすると失敗が少ない。
スタジオ vs 1BR: バンコクのコンドはスタジオ(25〜30㎡)でも十分な設備が整っていることが多い。一人暮らしならスタジオから検討する価値がある。
コンドの設備確認: プール・ジム・セキュリティの有無はコンドによって大きく異なる。内見時に共用施設の状態を確認すること。