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BTSとMRTの乗りこなし方——バンコク鉄道通勤の現実

バンコクの都市鉄道BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)の路線・運賃・乗り換え方法を整理。通勤定期の有無、Rabbit Cardの使い方、タクシーとの使い分けも解説する。

2026-04-28
BTSMRTバンコク交通通勤Rabbit Card

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年4月時点)。

バンコクの渋滞は本物だ。朝8時のスクンビット通りでタクシーに乗ると、5kmに1時間かかることがある。BTSに乗れば同じ距離を15分で移動できる。住む場所を選ぶ段階から鉄道アクセスを意識するかどうかで、バンコク生活のストレス量が変わる。

路線の基本構成

BTS(Bangkok Mass Transit System): 高架鉄道。2路線が中心。

  • スクンビットライン: モーチット〜ケーハ(58駅)。日本人在住者の多いスクンビット・アソーク・プロンポンエリアをカバー
  • シーロムライン: ナショナルスタジアム〜バンワー(13駅)。サラデン・チョンノンシーのビジネス街を通る

MRT(Metropolitan Rapid Transit): 地下鉄。主に2路線。

  • ブルーライン: フアランポーン〜タオプーン(環状+支線38駅)。チャイナタウン・シーロム・シーロム2・バンスーをカバー
  • イエローライン: ラドプラオ〜サムロン(23駅)。2023年開業の比較的新しい路線

ARL(Airport Rail Link): スワンナプーム空港〜パヤタイを結ぶ。通勤での利用者は少ないが、空港アクセスに使う在住者は多い。

運賃とRabbit Card

BTS運賃: 区間数により17〜59バーツ(約73〜254円)。1日の利用が多ければ均一料金の1日券140バーツ(約602円)が割安な場合もある。

Rabbit Card: BTSのICカード。チャージ式で現金より若干割安。主要駅のサービスセンターで購入(デポジット100バーツ)。SkyCard(通勤定期に相当するもの)もあり、30日間乗り放題のパスは1,100〜1,580バーツ(約4,730〜6,794円)程度(区間により異なる)。

MRT運賃: 距離に応じて17〜42バーツ(約73〜181円)。MRT専用のICカード(MRT Card)がある。

BTSとMRTは改札内での乗り換えはできない(Asok駅⇔Sukhumvit駅など、改札外を経由して乗り換え)。

実際の通勤パターン

日本人在住者の多いエリア別に見ると:

  • スクンビット(アソーク〜オンヌット): BTSスクンビットラインが主軸。CBD(シーロム・サトーン)への通勤はBTS+乗り換え30〜40分
  • チョンノンシー・シーロム周辺: BTSシーロムラインかMRTブルーラインが選択肢
  • ラマ4世通り沿い: MRT中心。タクシー補完が必要なエリアもある

タクシー・Grabとの使い分け

BTSが通っていない場所(プラカノン以東・ラマ9世通り周辺等)はGrab(ライドシェア)と組み合わせるのが一般的だ。Grabは事前確定料金で乗れるため、メーター外収入を狙う流しタクシーより使いやすい。

渋滞が激しい時間帯(朝7〜9時・夕方17〜20時)は、GrabよりBTSの方が圧倒的に速い。この差を実感すると、住む場所の優先順位に「BTSアクセス」が上がってくる。

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