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タイで会社を設立する手順と費用|タイ法人(有限会社)の作り方

タイで法人設立を検討する日本人向けの実用ガイド。タイ有限会社(บริษัทจำกัด)の設立手順・費用・必要書類・期間を解説。

2026-04-12
会社設立法人タイ法人起業タイ

この記事の日本円換算は、1THB≒4.4円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(THB)の金額を基準にしてください。

タイで法人を設立すること自体は難しくない。問題は「設立後に何ができるか」にある。外国人の就労許可・事業許可との組み合わせを理解せずに設立すると、動けない法人ができあがる。

タイ有限会社(บริษัทจำกัด)の基本

タイの法人形態の主流は「プライベート・リミテッド・カンパニー(有限会社)」。日本の株式会社に近い構造。

基本要件:

  • 株主3名以上(タイ人でも外国人でも可)
  • 取締役1名以上
  • 最低資本金:法定上限はないが、実務上100万THB(約440万円)が目安とされることが多い
  • 外国人事業法に従い、制限業種では外国人持株49%以下が原則

設立の流れ

Step 1: 会社名の予約(約1〜3営業日) 商務省(DBD)に社名を登録・予約。英語名・タイ語名の両方が必要。

Step 2: 覚書(MOA)の登録 定款(Articles of Association)の作成と登録。

Step 3: 法定集会と払込 株主集会を開催し、資本金を払い込む。

Step 4: 法人登記 商務省に登記申請。登記完了まで3〜7営業日。

Step 5: 税務・社会保険登録 タイ歳入局への法人税登録(TIN取得)、社会保険局(SSO)への雇用者登録。

費用の目安

項目費用目安
弁護士・設立代行費用30,000〜80,000THB
登録印紙税(資本金×0.1%)資本金に比例
登記手数料5,000〜10,000THB程度
会計・税務顧問(月次)3,000〜15,000THB/月

設立後の維持費として、月次経理・年次決算・監査費用が継続的にかかる。休眠会社でも年次決算は義務。

就労許可(ワークパーミット)との関係

外国人がタイ法人の取締役として就労するには、ワークパーミット(Work Permit)が別途必要。

ワークパーミット発行のための法人側の条件(目安):

  • 資本金200万THB以上
  • タイ人従業員4名以上(外国人1名につき)
  • 法人税の納付実績

資本金や従業員数が基準を下回ると就労許可が取れず、代表者が実質的に働けない状態になる。この点を設立前に設計しておくことが重要。

BOI経由での設立

IT・R&D・製造業など特定業種はBOI(タイ投資委員会)認定を受けることで外国人持株100%・就労許可の取得優遇が受けられる。BOI申請から認定まで2〜6ヶ月かかるが、長期的な経営安定を考えると検討する価値がある。

設立後の経営管理は日本より会計・税務の透明性要求が低い面があるが、それが後のリスクにもなる。信頼できる会計事務所・法律事務所を初期から選ぶことが、タイ法人運営の基本。

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