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タイでコンドを買う前に知るべき落とし穴——表示価格と実際のコストの差

タイのコンドミニアム広告に出る価格には含まれていないコストが多くある。転売制限・管理費・設備品質・開発会社の信頼性——購入後に後悔しないための確認事項を整理する。

2026-07-05
コンドミニアム不動産購入注意点タイ

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

タイのコンドミニアム広告は強烈だ。

「MRT徒歩3分、プール・ジム付き、2LDK THB 3,500,000(約1,505万円)から」——東京と比べると信じがたい価格だ。しかし広告価格と、実際に住んで感じる価値の間にはしばしば距離がある。

外国人所有の「49%ルール」

外国人がタイのコンドを購入できるのは、同一棟の総床面積の49%まで(外国人所有枠)という法律がある。この枠が埋まっていると外国人は購入できない。

都市部の人気物件では外国人枠がすでに満杯になっているケースがある。不動産エージェントが「外国人でも買えます」と言う場合、具体的に何番の区分がどのユニットか、枠内に入っているかを確認する必要がある。

表示価格に含まれないもの

移転登記費用:タイでは売買時に移転費・特別事業税・印紙税などが発生する。これらは通常売主と買主で折半またはどちらかが負担するが、事前に確認が必要だ。合計で物件価格の3〜6%になることがある(推定)。

家具・エアコン:「家具なし引き渡し」の物件では、エアコン・キッチン設備・照明すら含まれないケースがある。内装費用が別途発生する。

管理費(コモン・フィー):月々の管理費はコンドの施設水準・立地・棟の規模によって差が大きい。THB 30〜80/㎡/月程度が相場(推定)。購入前に確認が必要だ。

開発会社リスク

タイでは新築コンドが「プレセール(先行販売)」で売り出され、完成まで1〜3年かかることがある。この間に開発会社が資金難に陥り、工事が止まる・品質が劣化する・仕様が変わるといった問題が過去に発生している。

大手・上場企業のデベロッパー(AP Thailand・Sansiri・LPN Development等)の方が資金力があり信頼性が高いとされるが、リスクをゼロにはできない。

投資目的での落とし穴

「賃料収入で元が取れる」という計算で購入するケースも多いが、バンコクのコンドミニアム市場は在庫過剰の傾向がある(推定)。空室率が高いエリアでは、期待通りの賃料が取れないまま維持費だけかかるケースも出ている。

転売益についても、市場の状況と外国人枠の空き状況、通貨リスクを考慮に入れた上で計算する必要がある。タイバーツが円に対して弱くなれば、バーツ建ての資産価値が円換算で目減りする。

不動産エージェントは当然購入を勧めるポジションにある。判断の前に複数の情報源を確認することが、後悔しない買い物につながる。

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