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タイのコンドミニアム——賃貸と購入どちらが得か・外国人の所有権ルールを整理

タイのコンドミニアムは外国人が所有できる数少ない不動産形態。外国人購入枠(49%ルール)・バンコクの相場・賃貸利回り・購入後の管理の現実を在住者視点で解説。

2026-04-16
コンドミニアム不動産外国人購入バンコクタイ不動産

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年4月時点)。

「タイのコンドを買った」という話を在住外国人から聞くことがある。タイは土地の外国人所有を原則禁止しているが、コンドミニアム(区分所有建物)については条件付きで外国人所有が可能だ。

買うべきか・借りるべきかは状況による。整理してみる。

外国人購入の基本ルール(49%ルール)

タイのコンドミニアム法により、一棟のコンドにおける外国人所有可能枠は最大49%までとされている(出典:タイ土地法)。

残りの51%以上はタイ人名義であることが条件で、人気物件では外国人枠(Foreign Quota)がすでに埋まっているケースがある。

購入時の条件:

  • 購入代金を海外から外貨として送金する必要がある(タイ内のバーツ貯金で購入は原則不可)
  • FET(Foreign Exchange Transaction)証明書の取得が必要

バンコクのコンドミニアム価格帯

(2026年時点の目安、エリアと築年数で大きく変動)

エリア新築坪単価目安20㎡〜40㎡の価格範囲
スクムビット中心部150,000〜300,000THB/㎡300万〜1,200万THB
シーロム・サトーン140,000〜250,000THB/㎡280万〜1,000万THB
ラマ9・プラカノン80,000〜150,000THB/㎡160万〜600万THB
チェンマイ中心部50,000〜100,000THB/㎡100万〜400万THB

バンコク中心部の高品質新築物件は2,000万〜5,000万THB(8,600万〜2.15億円)以上になることもある。

賃貸利回りの実態

投資目的でコンドを買う場合、表面利回り(グロス利回り)は4〜6%前後と言われることが多い。ただし:

  • 空室期間
  • コンドミニアム管理費(サービスチャージ)
  • 修繕費・家具の補充
  • エージェント手数料

を引いた実質利回りは2〜4%程度になるケースが多い。為替変動(THB安になれば投資額の円換算が下がる)リスクも加わる。

購入 vs 賃貸の判断軸

賃貸が向く人:

  • 在住期間が3〜5年以内と見込まれる
  • タイ市場の価格変動リスクを取りたくない
  • 流動性を確保したい(売却に時間がかかる)

購入を検討できる人:

  • 10年以上の長期在住を前提にしている
  • 現地通貨建ての資産を持つことに意味がある(為替ヘッジ的な発想)
  • 投資目的で利回り・キャピタルゲインを狙う明確な戦略がある

「タイに長く住むから買った方がいい」は必ずしも正しくない。購入・売却の手続きコスト、管理の手間、外国人枠の問題を考えると、多くの在住外国人は賃貸を選び続けている。

購入を検討する場合は、タイ法律に詳しい不動産弁護士への相談を先行させることを強く勧める。

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