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タイ料理のアレルギー・宗教食制限——日本人が知っておくべき食の地雷と回避策

タイ料理は美味しいが、ナッツ・シーフード・グルテン・豚肉などの制限がある人には注意が必要な要素が多い。ハラール対応・菜食・アレルギー対応の現実と実用的な注文の仕方を解説する。

2026-07-03
アレルギーハラール菜食食文化タイ料理

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「エビアレルギーなんです」とタイの屋台で告げるとき、相手が完全に理解しているかどうかはわからない。

タイ語で「แพ้กุ้ง(ペーグン)」と言えば通じやすいが、「少し入っているけど大丈夫だろう」と判断されることもある。食物アレルギーへの意識は日本・欧米に比べると低い場面が多く、注意が必要だ。

ナッツアレルギー

タイ料理にはピーナッツが頻繁に登場する。パッタイのトッピング、サテーのピーナッツソース、一部のカレー、ヤムウンセン(春雨サラダ)——「いつの間にか入っていた」というケースが起きやすい。

重篤なナッツアレルギーを持つ人は、「ไม่ใส่ถั่ว(マイサイトゥア)」(ナッツを入れないで)を覚えておくことと、調理場に伝わるかどうかの不確かさを念頭に置くことが重要だ。

シーフードとフィッシュソース

タイ料理はフィッシュソース(ナムプラー)を多用する。ほぼ全ての料理の味付けに入っており、魚介アレルギーの人には課題になる。「フィッシュソース抜き」のリクエストは受け付けてもらえることもあるが、中で混ぜてある料理の場合は対応できない。

高級レストランでは対応が取れることが多い。屋台・ローカル食堂での完全排除は難しいと想定しておく方が安全だ。

ハラール対応

タイのムスリム人口は国内で約5%程度(推定)とされ、バンコクのハラールレストランは南部ほど多くはないが、アラブストリート周辺(シーロム)やプロンポン・エカマイ周辺に点在する。

ムスリムの同行者がいる食事の場合、ハラール認証マーク(「ฮาลาล」の表記)があるレストランを選ぶ必要がある。一般のタイ料理店は豚肉が多用されるため、確認が欠かせない。

菜食(ベジタリアン・ヴィーガン)

タイには「ジェー(เจ)」と呼ばれる仏教的な菜食の文化がある。10月の菜食祭(กินเจ)期間には多くの店がジェーメニューを提供する。この期間は街中で黄色と赤の「เจ」ポスターが出ている。

通常期でも「กินเจ(ギンジェー)」(菜食です)と伝えれば対応してくれる店はあるが、ナムプラーや卵が入るケースは事前確認が必要だ。

実用的な対処法

アレルギーや宗教食制限を持つ場合、Google翻訳を活用してタイ語で制限を書いたカードを用意しておくのが有効だ。「豚肉・ナッツ・魚介類を入れないでください」を書いたカードをスマホで見せれば、言語の壁を越えやすい。

確実に対応してもらうには価格帯の高いレストランを選ぶこと、また調理前に確認することが現実的な安全策だ。

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