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医療・健康

タイの病院はどこへ行けばいいのか——私立・公立・クリニックの使い分け

タイの医療は私立病院の水準が高く、外国人が利用しやすい。公立病院との違い、バンコク・プーケットの主要病院、保険なしで受診した場合の費用感を解説します。

2026-06-15
医療病院健康保険

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

タイで体調が悪くなったとき、日本人が最初に戸惑うのは「どの病院へ行けばいいか」だ。

タイの医療機関は大きく私立と公立に分かれ、外国人には私立病院が使いやすい。ただし費用は保険なしだと想像より高くなることがある。

私立病院の実態

バンコクの主要私立病院(バンコク病院、サミティベート病院、BNH病院など)は、日本人スタッフまたは日本語サービスが充実しているところも多い。

設備は最新で、多言語対応(英語・日本語)、カード決済、保険直接請求(ダイレクトビリング)にも対応している。診察から薬の処方まで同日完結することが多い。

費用の目安は、一般外来で診察料1,000〜3,000THB、薬代別(推定。症状・検査内容による)。入院になると1日10,000〜50,000THB以上になることも(推定。病室種別・処置による)。

公立病院の現実

公立病院は価格が安いが、外国人には使いにくい面がある。

待ち時間が非常に長い(数時間待つことも普通)、英語での対応が限定的、書類手続きが複雑——こうした障壁があるため、外国人が選ぶことは少ない。

タイ人の中〜低所得者層が使う一次医療として機能しており、外国人旅行者・駐在員が利用するシーンはまれだ。

日本語対応病院のある都市

バンコクではバンコク病院(Bangkok Hospital)が日本語通訳・日本語担当デスクを設置しており、日本人コミュニティでは最も知名度が高い。サミティベート病院(Samitivej)も日本人対応が評判だ。

プーケットには「バンコク病院プーケット」がある。チェンマイにも複数の私立病院があり、英語対応は基本的にできる。

海外旅行保険・健康保険の選択肢

タイに短期旅行で来た場合、海外旅行保険(クレジットカード付帯含む)が医療費をカバーする。保険証書のコピーと保険会社の緊急連絡先を手元に持っておくこと。

長期滞在・就労している場合は、民間の健康保険(国際対応型)への加入が現実的だ。タイ政府の健康保険制度は外国人には基本的に適用されない。

薬局の活用

軽い風邪・下痢・傷への処置であれば、薬局(ファーマシー)で対処できる場合がある。

タイの薬局では、日本では処方箋が必要なものが市販で手に入る薬もある(抗生物質など)。ただし自己判断で強い薬を使うことはリスクが伴う。「念のため医師に診てもらう」という選択が安心な場合が多い。

症状が軽ければ薬局、中程度なら私立クリニック、重篤なら病院の救急——このトリアージの感覚を持っておくと、タイでの医療利用がスムーズになる。

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