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バイクタクシーの使い方——バンコクの渋滞を抜けるオレンジベスト文化

バンコクのバイクタクシー(モータサイ)はオレンジ色のベストが目印。渋滞をすり抜けて10分の距離を2〜3分で走る移動手段で、在住者の日常的な足になっています。

2026-04-30
タイバイクタクシーバンコク交通生活

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年4月時点)。

バンコクの渋滞は深刻だ。昼間のスクンビットは車で500m進むのに10分かかることもある。そこでバイクタクシー(ローカルでは「モータサイ」と呼ぶ)の出番になる。

見分け方はオレンジのベスト

バイクタクシーの運転手はオレンジ色のビブス(ベスト)を着用している。BTSや地下鉄の出口付近、コンビニ前、ソイ(路地)の入り口などに数台〜十数台が集まって待機している。

番号が書かれたオレンジベストはバンコク都の認可証明。无番号の人も存在するが、認可済みの運転手を使うほうが安心だ。

料金の目安と交渉

バイクタクシーに定価表はなく、乗る前に目的地を告げて料金を交渉するのが基本だ。

  • 近距離(500m〜1km):20〜30THB(約86〜129円)
  • 中距離(2〜3km):40〜60THB(約172〜258円)
  • 長距離(5km以上):80〜150THB(約344〜645円)

観光客価格を提示されることもある。「サクっと値切る」のが在住者のスタイルで、タイ語で「ロンノイ(もう少し安く)」と一言言うと値下げされることが多い。

GrabBikeとの比較

現在はGrabのバイク配車(GrabBike)も普及しており、アプリで料金が事前確定するため交渉不要。特に外国人や初めての場所への移動では使いやすい。

ただし、GrabBikeは渋滞の影響でマッチングに時間がかかることもある。急いでいるときは目の前のバイクタクシー乗り場で直接声をかけるほうが速いことも多い。

実際の乗り方

  1. オレンジベストの集まっている場所に行く
  2. 「[目的地] pai(パイ) taokrai(タオライ)?」(どこどこまでいくら?)と聞く
  3. 料金が合意したら乗車。ヘルメットを被る(渡してくれる)
  4. 後部座席は横向きに座ってもいいが、できれば前を向いて両足を前へ

ヘルメットの着用は法律で義務付けられている。渡してくれない場合は求めるのが基本だ。

在住者が使う場面

  • BTSやMRTから自宅のあるソイ奥まで:5〜15分の節約になることも
  • 急いでいる時の近距離移動(ランチ往復など)
  • 雨が降っていない夕方のラッシュアワー

雨天時はカッパを着て走るので乗れなくもないが、在住者は多くの場合GrabCarや電車に切り替える。また夜間や女性一人の移動で不安を感じる場合はGrabのほうが記録が残る分安心感がある。

「速さ」は保証されない

バイクタクシーが速いのは確かだが、運転の丁寧さは個人差が大きい。渋滞すり抜けが派手な運転手もいれば、慎重に走る人もいる。最初は怖く感じるかもしれないが、バンコクに慣れると「これくらい普通」という感覚になるのが在住者あるあるだ。

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