ムエタイジムに3ヶ月通った——バンコクとチェンマイの外国人練習生の現実
ムエタイジムへの短期留学は外国人に人気が高い。月の費用・練習強度・言語の問題・プロ選手との関係——ムエタイジムに通うことで何が得られるかを、リアルな視点で整理する。
この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
ムエタイジムの練習は朝6時と夕方5時の2部制が多い。最初の1週間は足が上がらなくなるほど筋肉痛になる。2週間目からは体が慣れてくる。3ヶ月後、自分の体の変化に気づく。
これは「旅行者がちょっとやってみた」体験ではなく、在住外国人が「継続してみた」場合の話だ。
ジムの費用感
バンコク・チェンマイのムエタイジムは多様な価格帯がある。
観光客向けの短期コース(1〜2週間):THB 5,000〜15,000(21,500〜64,500円)程度(推定) 月額会員(週3〜5日練習):THB 3,000〜8,000(12,900〜34,400円)程度(推定)
ジムによっては宿泊込みパッケージを提供しており、寮+食事+練習込みでTHB 20,000/月以下で滞在できる施設もある(推定)。
外国人コミュニティとしてのジム
ムエタイジムには世界各国から練習生が集まる。ブラジル人、ロシア人、フランス人、日本人——英語が共通語となり、ジムが「自然な国際コミュニティ」になっている場面は多い。
「タイに来て初めて多国籍の友人ができた場所がジムだった」という在住者の声は珍しくない。共に汗をかくという共通体験が、言語・文化の違いを超えた関係を作りやすい。
タイ人プロ選手との練習
地元のプロムエタイ選手と同じジムで練習できる機会はある。ただし外国人の練習と、タイ人プロの本格的な練習は別メニューになることが多い。「タイ人と同じ練習がしたい」という場合は、ジム選びと強度の確認が必要だ。
プロ選手と直接対話する機会は少ないが、ミット打ちのトレーナーがタイ人プロという環境は一般的だ。
在住者が継続する理由
バンコク・チェンマイに住みながら週数回ムエタイを続けている日本人は一定数いる。その動機は「格闘技として強くなりたい」だけでなく、「熱帯でエアコンのない屋外で汗をかける数少ない場所」「国籍関係なく話せるコミュニティがある」「体と頭が疲れて夜よく眠れる」など多様だ。
続ける理由が「格闘技」だけではないところに、ムエタイジムの在住者向けの価値がある。