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タイのナイトマーケット経済——出店者は月いくら稼いでいるのか

チャトゥチャック、ロットファイ、タラートロットファイラチャダ——バンコクのナイトマーケットで出店している人たちの実際の収入と、ショッピングモールとの競合の現実を整理する。

2026-07-17
ナイトマーケット屋台経済夜の文化タイ

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

週末のラチャダー鉄道市場(タラートロットファイ)は夕方から賑わう。衣類・雑貨・食べ物——500以上のブースが並び、外国人旅行者とタイ人が混在する。

このマーケットで服を売っているお姉さんは、一晩でいくら稼いでいるのか。

出店コストの現実

ナイトマーケットへの出店にはブース代(場所代)が必要だ。マーケットの規模・立地・ブースの大きさによって異なるが、バンコクの主要ナイトマーケットでは一夜あたりTHB 300〜800(1,290〜3,440円)程度(推定)が相場とされる。週末2日出店すると、月の場所代だけでTHB 2,400〜6,400(10,320〜27,520円)かかる。

これに仕入れ・交通費・人件費(アシスタントがいる場合)を加えると、固定費はTHB 10,000〜20,000(43,000〜86,000円)/月になることもある(推定)。

売上の現実

一夜の売上はブースの立地・商品・天候によって大きく変わる。雨が降ると客足が激減し、売上ゼロの日もある。好調な夜はTHB 5,000〜10,000(21,500〜43,000円)になることもある(推定)。

月の純利益は平均してTHB 8,000〜20,000(34,400〜86,000円)程度と言われるが(推定)、これは商品・出店頻度・本人の努力で大きく変わる。「副業」として週末だけ出店している人もいる。

ナイトマーケットが生き残る理由

バンコクのショッピングモールはナイトマーケットを「駆逐」できていない。理由はいくつかある。

価格の安さ、発見の楽しさ、外で食べる体験——こうした価値はモールで再現できない。雨季に弱く、コロナ禍では大打撃を受けたが、回復した。

観光客にとってはタイのイメージに近い場所として残る。タイ人若者にとってはモールより「インスタ映え」して、かつ安く買える場所として機能している。

在住者の使い方

在住外国人がナイトマーケットを「日常的に使う場所」にするかは人による。週1回のペースで訪れて食材・服・雑貨を買うことを習慣にしている人もいれば、ほとんど行かない人もいる。

週末の夜に「どこかへ出かけたい」と感じたとき、ナイトマーケットはモールよりも「タイらしい」体験を提供できる場所として、在住期間が長くなっても定期的に引きつける磁力を持っている。

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