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文化・社会構造の分析

パタヤの変身——歓楽街のイメージを超えようとしている海辺の街

バンコクから南東2時間のパタヤは、かつての風評を変えようとしている。家族向けリゾート化、長期滞在者の増加、ロシア人・中国人コミュニティの変化まで、現在のパタヤを解説します。

2026-06-28
パタヤ観光地タイ沿岸

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「パタヤ」と聞いたとき、何を思い浮かべるか。

観光業界の一部では、パタヤは「アジア最大の歓楽街」として語られることがある。ウォーキングストリートの夜、世界中からの旅行者、ゴーゴーバー——その側面が国際的なイメージとして広まっている。

ただし今日のパタヤは、そのイメージだけで語れる場所ではなくなっている。

地理と歴史

パタヤはバンコクの南東、車で約2時間の距離にある湾岸都市だ。元はタイ湾沿いの小さな漁村だったが、ベトナム戦争時代(1960〜70年代)に米軍兵士の休暇地として発展し、以後リゾートとして成長した。

この歴史が、現在の街の構造を規定している部分がある。

多国籍な滞在者コミュニティ

現在のパタヤは、ただ遊びに来る旅行者だけでなく、長期滞在者が多い都市になっている。

ロシア人、ドイツ人、スウェーデン人など欧州からのリタイア移住者が多く、ロシア語の看板が並ぶエリアがある。近年は中国人の滞在者・投資家も増加した。

「ファランタウン(外国人の町)」と呼べるほど、多国籍な生活者が根付いている。コンドミニアム・飲食・医療・語学学校まで、外国人向けの生活インフラが発達している。

家族向けへのリブランディング

パタヤ市とタイ観光局は、「ファミリーリゾート」としてのパタヤのイメージを作ろうとする動きを続けている。

アミューズメント施設(コリヤン水上コースター、アート・イン・パラダイス等)、水族館、ゴルフコース——これらは家族・子供連れ向けの選択肢だ。

「ウォーキングストリートの夜」と「家族でのウォーターパーク」が同じ都市に存在する。どちらもパタヤの現実だ。

隣接するコ・ラン島

パタヤ沖のコ・ラン(コーラル島)はボートで30〜45分で行ける島で、比較的きれいなビーチがある。

パタヤ本土のビーチ(水質がよくない)に対して、コ・ランは海水浴として機能する。日帰りで往復して泳ぐのが定番の行動だ。週末は混み合うため、平日訪問の方が快適だ。

パタヤをどう見るか

パタヤに対して「あの街は…」というイメージで行くと、予想通りの部分と予想外の部分が混在していることに気づく。

歓楽的な側面は確かにあるが、それはパタヤの一側面だ。早朝に地元の食堂で朝食を食べ、海辺を散歩し、地元の漁港を見ると、別の顔が見える。「有名な通り」に行けば一つの顔、路地に入れば別の顔——どの目的で行くかで、見える街が全く変わる。

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