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外国人がタイでコンドミニアムを買う——所有権の「49%ルール」と実態

タイでは外国人が土地を所有できないが、コンドミニアムの区分所有は外国人枠(建物全体の49%まで)で購入可能。購入フロー、注意すべきリスク、市場の実態を解説します。

2026-06-12
不動産コンドミニアム外国人購入

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「タイに家を買おうかな」という話になると、必ず出てくるのが「土地は買えない」という話だ。

確かにタイの土地法では外国人の土地所有は禁止されている。ただしコンドミニアム(区分所有のマンション)に限っては、建物全体の49%を上限に外国人が所有できる。この「外国人クオータ」という制度が、タイ不動産市場を考える上での出発点だ。

外国人が買える仕組み

コンドミニアムの「フォーリナークオータ(外国人枠)」が49%を下回っている物件であれば、外国人でも区分所有が可能だ。

ただし資金の送金方法に条件がある。購入代金は海外から外貨で送金する必要がある(タイ国内のバーツ口座からの支払いのみでは不可、という規制がある。要最新確認)。

FET(Foreign Exchange Transaction Form)と呼ばれる書類が発行され、これが将来的な資金送金・売却時の証拠になる。

価格帯と主な市場

バンコクのコンドミニアム市場では、立地・仕様によって価格が大きく異なる。

BTSスクンビット線沿いの新築コンドは1戸3〜10百万THB以上(推定)の物件が多い。チェンマイや南部のビーチエリアではより安い物件もある。

外国人(特に中国・日本・欧米)の買い手が多い。バンコクの一部のコンドでは外国人クオータが既に埋まっているケースがあり、その場合は購入できない。

注意すべきリスク

管理費・修繕費の不透明さ:タイのコンドは管理組合の運営品質がばらつく。修繕積立金が不十分な物件では、大規模修繕時に追加徴収が発生することがある。

開発業者リスク:プレセール(建設前の売り出し)で購入した場合、完成前に開発業者が経営破綻するリスクがある。

賃貸管理の難しさ:遠隔地からの賃貸管理は代理業者に委託することになるが、手数料・契約トラブルが起きることも。

売却時の流動性:買い手が見つかるまで時間がかかることがあり、急いで売ろうとすると安値になる。

投資目的で買う場合

「タイのコンドを投資として買う」という選択は慎重に判断したい。

賃貸利回りは立地によるが年4〜7%(推定。市場状況により変動)と言われることがある。ただしこれは空室なく、管理コストを除いた場合の数字だ。

「安く買えて利回りが高い」という話は、詐欺的な勧誘に使われることもある。信頼できる不動産会社・法律事務所のサポートなしに購入することはすすめない。

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