タイから日本への送金——カシコン銀行・バンコク銀行の手数料とTHB直接送金の実態
タイ在住者の日本への送金に特有の情報。カシコン銀行・バンコク銀行の手数料、外貨送金証明書(FET)の要否、THBからJPYへの直接送金の現実。
この記事の日本円換算は、1THB≒4.4円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(THB)の金額を基準にしてください。
月1回送金で5年後に49万円の差が出る——Wiseと銀行の比較・試算は海外送金ガイドと年間コスト積み上げ試算を参照。この記事ではタイ固有の手続き・規制を扱う。
タイ現地銀行の送金手数料
カシコン銀行(KBank)・バンコク銀行(BBL)・サイアム商業銀行(SCB)が代表的な選択肢だ。
| 銀行 | 電信送金手数料目安 | 備考 |
|---|---|---|
| カシコン銀行(KBank) | THB 200〜500 + 為替スプレッド | K Plusアプリから手続き可 |
| バンコク銀行(BBL) | THB 200〜500 + 為替スプレッド | 日本に支店がありSWIFT送金がスムーズ |
| サイアム商業銀行(SCB) | THB 150〜400 + 為替スプレッド | Easy App対応 |
コルレス銀行(中継銀行)手数料が別途USD 10〜25程度かかることがある。受取人側に差し引かれた金額が届く場合があるので確認しておきたい。
外貨送金証明書(FET)は少額では不要
タイバーツの海外送金に関して、以前は外貨送金証明書(Foreign Exchange Transaction Form / FET)が必要なケースが多かった。現在は1件あたり5万USD相当未満の送金であれば原則不要だ。日常的な送金額の範囲では特別な書類手続きは発生しない。
50,000USD相当を超える送金の場合は銀行から書類提出を求められる。
THB→JPYの直接送金は限定的
タイバーツは国際的な流通量が限られており、THBからJPYへの直接通貨交換・送金に対応している銀行・サービスは少ない。多くのケースで一度USD(米ドル)を経由してから日本円に変換されるルートを通る。
これにより、THB→USD→JPYの2段階の為替スプレッドが発生し得る。Wiseを使う場合は通貨ルートが最適化されているため、この問題が緩和される。銀行電信送金で直接THB→JPYを試みる場合は、実際のレートを確認してからWiseと比較したい。
大口送金の実務
THB 100万(約440万円)以上の送金では銀行窓口対応を勧める。送金目的の確認(給与・貯蓄移転・売却益等)を銀行から求められる場合があり、証拠書類(給与明細・契約書等)を準備しておくとスムーズだ。
→ Wiseで自分の送金額の手数料を試算する(登録不要・無料)