タイで銀行口座を開く——カシコン銀行・バンコク銀行の選び方と注意点
タイで口座開設するには就労ビザが必要なケースが多い。カシコン(KBank)、バンコク銀行(BBL)の特徴の違い、外国人の口座開設手続きと、PromptPayの便利な使い方を解説します。
この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
タイで給与を受け取り、家賃を払い、電気代を引き落とすには、タイの銀行口座が必要だ。
ただし外国人の口座開設は、近年要件が厳しくなっており「旅行者が気軽に開ける」ものではなくなっている。状況によっては開設を断られることもある。何が必要で、どこへ行けばいいかを事前に把握しておくと動きやすい。
主要銀行の概要
タイには多数の商業銀行がある。外国人が利用しやすい主要銀行は以下の通りだ。
カシコン銀行(KBank):アプリのUI/UXが優れており、英語対応が比較的充実している。外国人在留者に人気が高い。
バンコク銀行(BBL):日本も含む海外に支店・提携銀行が多く、国際送金に強い。日系企業の給与振込で指定されることも多い。
サイアム商業銀行(SCB):タイ最古の銀行のひとつで、拠点数が多い。
クルンタイ銀行(KTB):政府系銀行で、安定性が高い。ATMが多い。
外国人が口座開設に必要なもの
一般的に必要な書類(銀行・支店・タイミングによって異なる):
- パスポート
- Non-Bビザ(就労ビザ)または長期ビザ
- ワークパーミット(労働許可証)
- 居住地証明書(賃貸契約書、公共料金明細書など)
- 雇用証明書
観光ビザ・免除での入国者の口座開設は、近年はほぼできないと思っておいた方がいい。一部の銀行では特定の条件下で対応する場合があるが、標準的な手続きではない。
PromptPayとQRコード決済
タイではPromptPayという即時送金システムが普及しており、電話番号や国民識別番号に紐づけた口座への送金ができる。
飲食店でQRコードを見せてもらい、KBankアプリからスキャンして支払う——これが都市部の普通の支払い方法になっている。屋台でもQRコードを出す店が増えた。
キャッシュレス化が急速に進んでおり、現金しか使えない場所はどんどん減っている。
海外送金の選択肢
タイから日本への送金は、銀行電信送金のほかWiseが使いやすい。
バンコク銀行は「ワイズ・プラットフォーム」と提携しており、Wise経由で送金する際の手数料が低い場合がある(詳細はWise公式サイトで確認)。
タイバーツから日本円への送金は為替変動に注意。毎月一定額を日本に送る場合、固定日に送金するよりも為替が有利なタイミングを待つ方が多くの場合よい。