タイのインターナショナルスクール——費用と選び方の現実
バンコクとチェンマイのインターナショナルスクールの年間学費・入学プロセス・言語カリキュラムの違い。子どもを連れてタイに赴任・移住する親が最初に直面する教育費の現実を整理する。
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バンコクの駐在員の子どもは、ほぼ全員インターナショナルスクールに通っている。なぜなら選択肢がほぼそこしかないからだ。
タイの公立学校はタイ語で授業が行われ、外国人の子どもが適応するのは現実的に難しい。タイ語が全くできない段階でローカル校に入れる親はほぼいない。
バンコクの主要インター校と費用
バンコクには多数のインターナショナルスクールがある。カリキュラム体系は主に英国式(IGCSE)・米国式(AP)・国際バカロレア(IB)・日本人学校の4系統だ。
年間学費はカリキュラム・学校・学年によって大きく異なるが、主要なインター校では:
- 小学校:THB 400,000〜700,000(172万〜301万円)/年程度(推定)
- 中学校:THB 500,000〜900,000(215万〜387万円)/年程度(推定)
入学金・施設費が別途必要な学校も多い。駐在員の場合は会社がこれを負担するが、現地採用の場合は自己負担になる。
日本人学校
バンコクの日本人学校は、文部科学省認可の補習校(土曜校)と全日制の日本人学校がある。学費はインター校より低く設定されており、日本の学習カリキュラムで授業が行われる。帰国後の学校適応を重視する家庭に向いている。
デメリットは英語教育の時間が少ないこと、コミュニティが日本人に限定されることなどが挙げられる。
学校選びの判断軸
「タイ滞在が2〜3年の短期なら日本人学校」「長期滞在や英語教育を重視するならインター校」という判断が一般的だ。
ただしインター校の中でも質・文化・コミュニティの雰囲気は学校ごとに全く異なる。口コミ・見学・在校生の家族への聞き込みが判断の助けになる。
子連れ移住のコスト感
インター校の学費を前提にすると、子ども1人につき年間200〜400万円近くの追加コストが発生する。これが「子連れのタイ移住は現地採用では難しい」と言われる理由の一つだ。
会社負担の駐在でない限り、教育費は家族帯同の移住コストの中で最大の変動要因になる。