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タイの医療・保険

タイの病院で保険を使う——手続きの流れと日系病院・公立病院の使い分け

タイの病院で保険を使う際の実際の流れ、キャッシュレス対応の有無、日系病院と公立病院のコスト差を在住者向けに解説。

2026-04-12
病院医療保険日系病院医療在住者

この記事の日本円換算は、1THB≒4.4円で計算しています(2026年4月時点)。

バンコクの医療レベルは東南アジアでトップクラスです。ただ、保険の使い方や病院の種類によって、同じ症状でも支払額が10倍以上変わることがあります。バンコクで生活する上で、この基本構造を押さえておくと役立ちます。

バンコクの病院カテゴリ

外資系・高級私立病院(バムルンラード、サミティベート、BNH等): 外国人向け設備が充実し、英語・日本語対応可。国際保険(CIGNA、BUPA等)とのキャッシュレス契約が多い。

診察費目安: 外来1回1,500〜4,000THB(6,600〜17,600円)、入院1日10,000〜30,000THB(44,000〜132,000円)以上

中級私立病院(ヴィチュクル、タイ日病院等): 日本語スタッフがいる病院もある。高級病院より安く、ローカル患者も多い。

診察費目安: 外来1回800〜2,000THB(3,520〜8,800円)

公立病院(シリラート、ラーマ9世病院等): タイ人中心、英語対応は限定的。費用は格安だが待ち時間が長い。

診察費目安: 外来1回100〜500THB(440〜2,200円)

保険の種類と使い方

在住外国人が加入する保険は主に:

  1. 海外旅行保険(クレジットカード付帯含む): 短期滞在向け。長期在住には適さない
  2. 国際医療保険(CIGNA、AXA等): 月額保険料は5,000〜20,000THB(22,000〜88,000円)程度。高いが高級病院でのキャッシュレス利用が可能
  3. タイ国内保険(カシコン銀行、TBP等): 上記より安いが補償範囲が限定的。日本への送還医療費は対象外が多い

キャッシュレス対応かどうかを事前に確認

キャッシュレス対応している場合、診察前に保険会社に事前承認(Pre-Authorization)を取れば支払いなしで治療を受けられます。

手順:

  1. 病院に到着後、受付で保険証書を提示
  2. 病院が保険会社に連絡し承認を取る(30分〜1時間かかることがある)
  3. 治療を受ける
  4. 退院・会計時にキャッシュレスで処理

キャッシュレス対応でない場合は立て替えが必要で、後日請求書と領収書を保険会社に提出して償還を受けます。

日系病院の使い方

バンコクには日本語で診察を受けられるクリニックや病院があります(タイ日病院、サミティベート・スクンビット内の日本語窓口等)。日本語対応があると安心感はありますが、費用は通常より高めになることがあります。

精神的に余裕のある診察(健康診断、軽い体調不良)はタイ語・英語対応の中級病院で十分なことが多い。救急・重篤な場合はバムルンラード等の高級病院へ。この使い分けが在住者の現実的な選択です。

旅行者として短期滞在の場合も、かかりつけになりそうな病院を事前にリサーチしておくと安心です。

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