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タイの水道水は飲めるか——浄水器・ミネラルウォーター・氷の安全ガイド

タイの水道水の水質、浄水器の選び方と設置費用、ボトルウォーターの相場、屋台の氷は安全か、在住日本人が実践している水の確保方法をステップ別に解説。

2026-05-30
水道水浄水器飲料水衛生水質

この記事の日本円換算は、1THB≒4.3円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(THB)の金額を基準にしてください。

タイの水道水は「浄水場の時点では」WHOの飲料水基準を満たしている。問題はその先だ。老朽化した配管を通る間に鉄さび、砂、微生物が混入する。結論として、タイの水道水はそのまま飲むべきではない。

これはバンコクでもチェンマイでもプーケットでも同じだ。

在住者の水の確保方法

方法コスト(月額目安)利便性安全性
ボトルウォーター(20L配達)THB 150〜300(約645〜1,290円)
コンビニのペットボトルTHB 600〜1,200(約2,580〜5,160円)
浄水器設置(RO膜)THB 300〜500(フィルター交換費)
浄水器設置(活性炭)THB 100〜200(フィルター交換費)
水道水をそのままTHB 0

最も一般的なのは、20Lのウォーターボトルを配達してもらう方法だ。1本THB 15〜30(約65〜130円)。ウォーターサーバー(ディスペンサー)のレンタル費は月THB 200〜500(約860〜2,150円)程度。多くのコンドミニアムのロビーに注文先のチラシが置いてある。

浄水器の種類と設置費用

自宅で水道水を飲料化したい場合は、浄水器の設置が選択肢になる。

種類初期費用フィルター交換(年間)除去能力
活性炭フィルターTHB 1,000〜3,000(約4,300〜12,900円)THB 500〜1,000塩素・臭い・一部の有機物
UF膜(限外ろ過)THB 3,000〜8,000(約12,900〜34,400円)THB 1,000〜2,000細菌・ウイルス・微粒子
RO膜(逆浸透)THB 5,000〜15,000(約21,500〜64,500円)THB 2,000〜4,000ほぼ全ての不純物(ミネラル含む)

RO膜が最も高性能だが、ミネラルまで除去するため「味がない水」になる。ミネラル補充フィルターを追加するか、飲料用にはRO水、料理用には活性炭フィルター水と使い分ける家庭もある。

設置はLazadaやShopeeで購入し、業者に取り付けてもらうのが一般的。取り付け費用はTHB 500〜1,000(約2,150〜4,300円)程度。

屋台の氷は安全か

タイの屋台で出てくる氷には2種類ある。

チューブ型の氷(น้ำแข็งหลอด): 工場で製造された飲料用の氷。円筒形で中心に穴がある。水道水ではなくRO水で作られており、衛生基準を満たしている。基本的に安全。

ブロック型の氷(น้ำแข็งก้อน): 大きな氷のブロックを砕いたもの。配送中に地面に接触することがあり、衛生面でリスクがやや高い。ただし、大半の飲食店ではチューブ型を使用している。

結論として、バンコクの一般的な屋台やレストランで出される氷は概ね安全だ。お腹が弱い人や到着直後で現地の水に慣れていない時期は、氷なし(ไม่ใส่น้ำแข็ง/マイサイナムケン)を指定することもできる。

歯磨き・調理用の水

歯磨きに水道水を使うことについては、在住者の間でも意見が分かれる。少量なら問題ないとする人が大半だが、胃腸が弱い人は浄水器の水を使う方が安心だ。

料理に使う水は、沸騰させれば細菌は死滅するため、煮込み料理や炊飯には水道水を沸かして使う人もいる。ただし、重金属やさびは沸騰では除去できないため、浄水器を通した水を使うのが理想的だ。

シャワーの水で肌荒れする問題

水道水の硬度は地域によって異なるが、バンコクの水は日本に比べてやや硬い。シャワー後に髪がきしむ、肌が乾燥するという声は在住日本人に多い。シャワーヘッドに活性炭フィルターを取り付ける(THB 300〜800/約1,290〜3,440円)だけでも体感は変わる。

タイの水事情は「危険」ではなく「対策すれば問題ない」レベルだ。到着後1週間以内に浄水器かウォーターサーバーを手配すれば、水に関するストレスはほぼなくなる。

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