Kaigaijin
教育・子育て

台湾の日本人学校・インター校——台北で子どもの教育環境を整える

台北日本人学校(天母)の学費・入学手続きから、台湾アメリカンスクール(TAS)・TIAS・ローカル公立校まで。台北の教育選択肢を比較。

2026-04-05
日本人学校インター校教育台北天母TAS子育て

この記事の日本円換算は、1TWD≒4.8円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(TWD)の金額を基準にしてください。

台北在住の日本人家庭が最初に直面する問いがある——「子どもをどこの学校に通わせるか?」。

台北には日本人学校・インターナショナルスクール・台湾のローカル校・補習授業校と選択肢が揃っている。天母エリアに日本人コミュニティが集中しているのは、日本人学校がそこにあるから。

一方で「台湾語(中国語)を身につけさせたい」「英語教育を優先したい」という家庭はインター校やローカル校を選ぶ。何を優先するかで答えが変わる。


台北日本人学校

概要

台北市士林区(天母エリア)に位置する在外教育施設。文部科学省の認定を受け、日本のカリキュラムに準拠した教育を行っている。

学部学年
小学部1〜6年生
中学部1〜3年生

※ 幼稚部は独立した「台北日本人幼稚園(天母日本人幼稚園)」が近隣にあり、連携している。

所在地: 台北市士林区中山北路7段2巷(天母東路エリア)

学費(年額目安)

学部年額目安
小学部TWD 70,000〜110,000(約33.6〜52.8万円)程度
中学部TWD 80,000〜120,000(約38.4〜57.6万円)程度

※ スクールバス代・教材費・課外活動費等は別途。正確な金額は学校への問い合わせが必要。

特徴

  • 日本語でのフルカリキュラム(国語・算数・理科・社会・英語・音楽・図工等)
  • 日本の学校との接続がスムーズ。帰国後にそのまま同学年に編入できる
  • 台湾ならではの中国語授業が一定時間組み込まれている
  • 保護者同士の日本人コミュニティが充実している
  • 天母エリアに住む日本人家庭との親のネットワークが作りやすい

向いているケース: 帰国後に日本の学校へ戻る前提がある場合。小学校低学年で日本語の基礎学力を作りたい場合。


インターナショナルスクール

台湾アメリカンスクール(TAS: Taipei American School)

台北最大・最も認知度の高い英語系インターナショナルスクール。

項目内容
所在地台北市士林区(天母エリア)
学年PK(Pre-Kindergarten)〜12
カリキュラム米国式(AP・IB併設)
年間学費目安TWD 700,000〜950,000(約336〜456万円)程度
入試英語テスト・保護者面談

天母エリアにあるため、日本人学校と同じ地域に住みながら子どもをTASに通わせる家族も多い。英語力を優先するファミリーの最有力候補。ただし学費が高く、空き待ちが発生することも。

TIAS(台北市立国際学校)

台北市が設立した公立のインターナショナルスクール。台湾在住の外国人家庭向け。

項目内容
所在地台北市内(複数キャンパス)
学年小学部〜中学部
カリキュラム英語・中国語バイリンガル
年間学費目安TWD 90,000〜150,000(約4.3〜7.2万円)程度(公立のため安価)
入試台北市教育局への申請

TASと比較して大幅に安価。ただし英語教育の「純度」はTASより低く、中国語の比重が高い。長期居留を見据えた台湾語(中国語)教育との両立を求めるケースに向く。

台北市立仁愛国際交流センター(公立インター)

台北市立の公立小中学校に外国人クラスを設けたもの。地域の公立学校に通いながら英語授業を受けられる。入学資格・条件は台北市教育局に確認が必要。


台湾の公立学校(ローカル校)

制度の概要

台湾の公教育(国民教育)は9年間(小学6年+中学3年)が義務。台湾在住の外国籍の子どもも就学できる。授業は中国語(普通話)が中心。

入学手続き: 居留証(ARC)と住所を確認し、管轄の学校に申請。居住地に応じた学区校に振り分けられる。

費用: 基本無償。教材費・給食費は一部自己負担。

現実的な課題

台湾のローカル校は「中国語ができること」が前提。ゼロから始める場合、授業についていくまでに半年〜1年以上かかることがある。

一部の学校には外国人・帰国子女向けの「資源班(サポートクラス)」が設置されているが、学校によって充実度が大きく異なる。

向いているケース: 中国語習得を最優先する場合、または長期定住・永住を前提とする場合。また、子どもが就学前から台湾で育っている場合は比較的スムーズ。


日本語補習授業校

台北には週末開校の日本語補習授業校がある。

特徴内容
開校日週末(土曜または日曜)のみ
授業内容国語・算数中心
対象インター校またはローカル校在籍の子ども
費用月 TWD 2,000〜5,000程度(学校により異なる)

TASやローカル校に通いながら、週末の補習校で日本語力を維持するハイブリッド型が、台北在住の日本人家庭の定番パターン。


オンライン学習・通信教育

日本のオンライン教育サービスも台湾から利用できる。

サービス特徴
N中等部(N高等学校系)通信制中学課程。単位認定可
まなびwith・スマイルゼミ小学生向け教科学習。月 ¥3,000〜5,000程度
すらら適応型学習。算数・国語・英語

台湾インター校+日本語補習授業校+家庭での通信教育、という3層構造で日本・英語・中国語を同時にカバーする家庭も多い。


選択の目安

状況推奨
帰国予定あり・小学生台北日本人学校
英語教育を最優先・費用許容できるTAS
費用を抑えつつ英語環境TIAS
台湾語(中国語)習得・長期定住公立ローカル校+補習授業校
短期滞在・就学前補習授業校+家庭学習

関連記事


KAIスポット — みんなで作る現地情報

Kaigaijinでは、現地に住む日本人が実際に使っているスポット(レストラン・クリニック・美容室・不動産など)を国別に集めています。

「このクリニック、今も営業してる」「ここ、日本語対応なくなってた」——そういった一言が、次に来る人の役に立ちます。気づいたことがあれば、ぜひ情報を追加してください。

台湾のKAIスポットを見る・情報を追加する

コメント

読み込み中...