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生活費・コスト

台北在住外国人の月々の生活費内訳——「安い」は本当か?

台北での実際の生活費を家賃・食費・交通・医療などカテゴリ別に試算。日本(東京)と比較しながら、外国人が快適に暮らすためのリアルな数字を整理します。

2026-04-12
生活費台北コスト家賃移住

この記事の日本円換算は、1TWD≒4.7円で計算しています(2026年4月時点)。

「台湾は物価が安い」——これは半分本当で、半分は見る角度によって異なる。外食や公共交通は確かに日本より安いが、台北の家賃は近年上昇が続いており、外国人が好む立地・設備の物件に住むと、東京と大差ない月額になることもある。生活費のリアルを、項目ごとに整理してみる。

月々の生活費試算(台北・外国人1人暮らし)

カテゴリローカル水準外国人平均日本円換算(外国人)
家賃(1LDK、中心部)TWD18,000〜28,000TWD25,000〜40,000約11.8万〜18.8万円
食費(自炊+外食混合)TWD8,000〜12,000TWD12,000〜18,000約5.6万〜8.5万円
交通費(MRT+バス)TWD1,500〜2,500TWD1,500〜3,000約7,050〜14,100円
光熱費(電気・水・ガス)TWD1,500〜3,000TWD2,000〜4,000約9,400〜18,800円
通信費(SIM+インターネット)TWD500〜1,000TWD700〜1,500約3,290〜7,050円
娯楽・外食・交際変動大TWD5,000〜15,000約2.35万〜7.05万円
合計(目安)TWD35,000〜TWD45,000〜80,000約21万〜37.6万円

「外国人平均」が高いのは、日本食レストランでの食事、天母・信義エリアの家賃高め物件、冷暖房を日本人並みに使う傾向があるからだ。

家賃の現実

台北市内、特に大安区・信義区・中山区の築10年以内の物件(1LDK・30〜40坪)は、TWD30,000〜50,000(約14.1万〜23.5万円)が相場になってきた。2020年以降、台湾全体で住宅価格・賃料が上昇しており、外国人だから特に高いというわけではなく、市場全体が上がっている。

天母の日本人向け物件は需要が供給を超えており、2LDK・月TWD40,000〜65,000(約18.8万〜30.6万円)は普通だ。

食費——ここが台湾の安さが光る部分

朝食:蛋餅(薄焼き卵料理)+豆漿(豆乳)でTWD40〜60(約188〜282円)。 昼食:近所の食堂の定食(排骨飯・魯肉飯)でTWD80〜120(約376〜564円)。 夕食:市場の食材で自炊すれば2人でTWD150〜250(約705〜1,175円)。

毎食外食でも、ローカルの食堂に通えば月TWD10,000〜15,000(約4.7万〜7.05万円)で収まる。ここは東京の1/2以下だ。

医療費——NHI加入の有無で大きく変わる

就労ビザや長期滞在で台湾の国民健康保険(全民健康保険、NHI)に加入できると、医療費は劇的に安くなる。診察+薬でTWD150〜500(約705〜2,350円)というのが多い。

NHI未加入の旅行者・短期滞在者は全額自費。外来診察でTWD1,500〜3,000(約7,050〜14,100円)、専門科受診で5,000〜1万台湾元(約2.35万〜4.7万円)になることもある。海外旅行保険の加入は必須だ。

「安い台湾」の本質

台湾は外食・交通・医療(NHI加入後)の面では確かに安い。だが、日本人が「日本並みの快適さ」を求めると——エアコン常時稼働、日本食週数回、築浅・広め物件——生活費はじわじわ上がっていく。

月30〜35万円のバジェットで「そこそこ快適」に暮らせる都市、というのが現実的な台北の評価だ。節約すればもっと下げられるし、贅沢すれば際限なく上がる。東京比で「3〜4割安い」と感覚的に覚えておくと、移住計画の起点になる。

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