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移住・赴任

台湾移住・赴任前の手続き一覧——居留証・全民健保・統一證號の取得フロー

台湾赴任・移住時の手続きを時系列で解説。日本側の転出届から、台湾での居留証(ARC)申請・統一證號取得・全民健保加入まで、やることを一覧にまとめた。

2026-04-05
移住手続き居留証統一證號全民健保転出届台湾赴任

この記事の日本円換算は、1TWD≒4.8円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(TWD)の金額を基準にしてください。

台北に降り立ってから生活インフラを整えるまで、最初の1ヶ月が一番バタバタする。

「居留証がないと何もできない」——これが台湾生活のスタートダッシュを決める最初の壁。居留証(ARC: 居留証)を取得すれば銀行口座・携帯・健康保険とすべてが繋がっていく。

日本側で済ませる手続きと、台湾到着後の手順を時系列でまとめる。


出国前(日本側の手続き)

転出届

海外転出届は住民登録のある市区町村役所の窓口で手続き。

項目内容
提出先市区町村役所(住民登録地)
提出期限出国14日前〜当日
効果住民票の抹消。国民健康保険・国民年金の強制加入が解除

住民税の注意点: 1月1日時点で住民票があると、その年度の住民税が課税される。年末以降の渡航でも、前年の住民税は残る。年をまたぐ移住スケジュールは税負担を確認しておく。

国民年金

海外転出後は国民年金の強制加入が解除。任意加入の継続(月額 ¥16,980・2026年度)か、加入を一時停止するかを選ぶ。将来の年金受給額・10年の納付要件達成の見通しで判断する。

パスポート・ビザの準備

台湾渡航の場合、90日以内の観光・短期商用であればビザ不要(パスポート残存有効期間6ヶ月以上が推奨)。就労・長期滞在には就労居留ビザが必要。

詳細は台湾のビザ・居留証ガイドを参照。


ビザ取得(就労の場合)

台湾で就労する場合、雇用主(台湾側の会社)が労働部(日本の厚生労働省相当)に労働許可(就業許可証)を申請する。

労働許可証が承認されたら、在日台北駐日経済文化代表処(TECRO)でビザを申請。

必要書類
パスポート
就業許可証(雇用主が取得)
証明写真
申請料
健康診断書(場合による)

ゴールドカード(就業金カード)についてはビザガイドに詳細あり。


到着後 15 日以内

居留証(居留證・ARC)の申請——最優先

台湾では、就労ビザ(居留ビザ)で入国した後、15日以内に居留証の申請が義務。韓国の90日よりはるかに短い。

申請窓口: 内政部移民署(NIA: 內政部移民署)または各地方出張所。台北の場合、台北市立移民服務站(台北市移民署服務站)。

オンライン予約が可能(移民署公式サイト)。窓口は混んでいることが多く、予約なしでは長時間待つことがある。

申請に必要なもの

書類備考
パスポート(原本)ビザ・入国スタンプ確認用
就業許可証(原本)雇用主が取得済みのもの
申請書移民署の窓口または公式サイトからダウンロード
証明写真2×2インチ(約5×5cm)が標準
住所証明書類賃貸契約書または宿泊施設の証明
申請費TWD 1,000(約4,800円)

居留証の受け取りは申請から約7〜14日後。受け取りは窓口または郵便局(EMSで自宅送付)を選べる。


統一證號(統一證號)の取得

居留証が発行されると、**統一證號(外国人用の個人識別番号)**が付与される。

この番号が台湾での生活インフラのすべてのベースになる。

  • 銀行口座の開設
  • 携帯電話の契約
  • 全民健保(NHI)への加入
  • 給与の振込
  • 各種行政サービスの利用

統一證號は居留証に記載されている。別途申請は不要。


全民健保(NHI: 全民健康保險)への加入

台湾の公的医療保険は「全民健保(全民健康保險)」。外国人も居留証取得後すぐに加入できる(以前は6ヶ月待機が必要だったが制度改正後は入台直後から加入可)。

職場加入(有雇用関係)

会社員・派遣社員として雇用されている場合、雇用主が手続きを行う。保険料は月収の一定割合。

2026年度の保険料率(目安):

対象者負担割合月収 TWD 50,000 の場合の目安
被保険者本人約30%TWD 749程度(目安)
雇用主約60%
政府負担約10%

正確な保険料は健保署(衛生福利部中央健康保險署)の公式サイトで確認可能。

地域加入(雇用関係なし)

フリーランス・個人事業主・配偶者の帯同者などは地域加入。各地の健保署事務所で手続きする。


銀行口座の開設

居留証(統一證號)と在職証明書または賃貸契約書があれば開設できる。

主要銀行:

  • 中華郵政(台湾郵便局。最も手続きが簡単で外国人に人気)
  • 台灣銀行(台湾最大の国営銀行)
  • 中國信託(CTBC)
  • 富邦銀行

外国人に比較的スムーズに対応するのは中華郵政(郵貯)と言われる。英語窓口がある支店も増えている。


携帯電話の契約

居留証があれば主要3キャリア(中華電信・台灣大哥大・遠傳電信)で月額プランの契約が可能。

到着直後の一時的な通信には、桃園国際機場(空港)で購入できる旅行者向けSIMが便利(30日プランで TWD 300〜700程度)。


在留届の提出

在台北日本国台湾事務所(AIT東京事務所の台湾側 = 公益財団法人日本台湾交流協会 台北事務所)への在留届が推奨される。

オンライン申請: 外務省「在留届電子届出システム(ORRnet)」から可能。


時系列チェックリスト

出国前(日本)

  • 転出届を市区町村役所に提出
  • 国民年金の任意加入継続 or 停止を判断
  • 国民健康保険の資格喪失を確認
  • 住民税の支払い状況を確認(1月1日ルール)
  • ビザの取得(就労の場合は雇用主に確認)
  • 渡航保険・海外医療保険の加入

到着後 15 日以内

  • 居留証を申請(内政部移民署) ← 最優先
  • 在留届を提出(日本台湾交流協会 台北事務所)

到着後 1 ヶ月以内

  • 居留証・統一證號を受け取る
  • 全民健保の加入確認(会社員は雇用主が手続き)
  • 銀行口座を開設
  • 携帯電話を契約

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