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文化・社会構造の分析

台湾の街にゴミ箱がない——ゴミ分別・清洁社会の仕組みを理解する

台湾の街中にゴミ箱がほとんどない。なのになぜ街がきれいなのか。ゴミの出し方・分別・追いかけゴミ収集車——台湾のゴミシステムを解説する。

2026-06-28
ゴミ清掃台湾生活

この記事の日本円換算は、1TWD≒4.7円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

台湾の街を歩いて最初に気づくことの一つが、公共のゴミ箱がほとんどないことだ。コンビニの前にも、駅前にも、公園にも——日本と比べると圧倒的に少ない。

では、ゴミはどこに捨てるのか?

ゴミ収集車を追いかける

台湾の標準的なゴミ処理システムは「追車(ジョウチェー)」だ。家庭のゴミは指定の場所・時間に来るゴミ収集車まで自分で持って行く。

收拾車(ショウシーチェー)が近づくと「ベートーヴェンの『エリーゼのために』」が流れる(一部地域ではモーツァルト)。その音楽を聞いたらゴミを持って外に出て、直接ゴミ袋を車のコンテナに投入する。

この仕組みを知らずに引越してきた外国人が、ゴミを捨てられず困った経験を持つ人は多い。

分別と有料ゴミ袋

台湾では「一般ゴミ」「資源回收(リサイクル)」「廚餘(生ゴミ)」の分別が必要だ。

一般ゴミは専用の有料ゴミ袋(垃圾袋、ラージーダイ)を使う。3L〜120Lまでサイズがあり、スーパーやコンビニで購入できる。価格は地方自治体によって異なるが、一般的に10〜30 NTD(47〜141円)程度(推定)。

有料袋制度の導入によって、ゴミの総量が減少したとされる(推定)。

なぜ街が比較的きれいなのか

ゴミ箱がないと街が汚くなるように思えるが、実際の台湾の街は比較的清潔だ。理由は、ゴミを出すタイミングと場所が決まっているため、不法投棄が難しい構造になっているからだ。

ゴミ収集時間を把握し、生活リズムに合わせてゴミを出す——台湾の日常に慣れると、日本とは異なるこのリズムが自然に身についていく。

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