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台湾のビザ・居留証——就労ビザ・ゴールドカード・ワーホリの条件と申請フロー

台湾の就労居留ビザ(月給TWD 47,971以上等)、ゴールドカード(就業金カード)、台日ワーキングホリデー、永久居留権の取得条件と申請フローを解説。

2026-04-05
ビザ居留証ゴールドカード就業金カードワーホリ永久居留権

この記事の日本円換算は、1TWD≒4.8円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(TWD)の金額を基準にしてください。

台湾の就労ビザで最初に引っかかるのが「最低給与要件」。月給 TWD 47,971(約23万円)以上という条件があり、これを下回ると就労許可が下りない仕組みになっている。

ただし高度人材向けの「ゴールドカード(就業金カード)」や、18〜30歳向けのワーキングホリデーなど、ルートは複数ある。自分に合う選択肢を確認してほしい。


台湾の就労ビザ体系

台湾で外国人が就労するには、原則として「就業許可証(就業許可)」+「居留ビザ(居留簽證)」の2つが必要。

就業許可証(就業許可)

雇用主が台湾の労働部(労働省)に申請する。申請条件の代表例:

条件内容
月給要件TWD 47,971 以上(2025年改定後の基準。毎年見直し)
学歴要件学士以上(一部職種で専門技術・実務経験で代替可)
経験要件関連分野で2年以上の実務経験(学歴・職種によって異なる)

月給 TWD 47,971(約23万円)は外国人就労の基本要件。一般的な駐在員・現地採用の給与レンジには収まることが多いが、若手・未経験者は注意が必要。

雇用主が申請し、許可証が下りたら、在日台北駐日経済文化代表処(TECRO)でビザを申請するのが標準フロー。


ゴールドカード(就業金カード)

2018年に導入された高度人材向けのビザ制度。正式名称は「就業金卡(Employment Gold Card)」。

特徴

  • 雇用主スポンサー不要: 個人で申請できる(採用確定前でもOK)
  • ビザ+居留証+就業許可が一枚に統合: 手続きが大幅に簡略化
  • 有効期間: 1〜3年(申請者が選択)。更新可能
  • 就労制限なし: 台湾内で自由に就職・転職・起業できる

対象 8 分野

分野
科学技術IT・AI・半導体・バイオテクノロジー
経済金融・投資・経済分析
教育大学研究者・著名な教育者
文化芸術アート・デザイン・映像
スポーツプロ選手・スポーツコーチ
法律会計台湾の資格を持つ弁護士・会計士
建築台湾の建築士資格保有者
特殊専門分野政府が指定するその他の高度人材

申請要件(代表例)

最も多くの日本人に該当する科学技術・経済分野の場合:

  • 月給 TWD 160,000 以上(約76.8万円)の証明(直近の給与明細 or 雇用オファーレター)
  • または、以下のいずれか:
    • 国内外の著名な賞・表彰の受賞歴
    • 台湾政府が認定するポジションでの勤務経験
    • 特定分野での著名な実績・論文

申請フロー

  1. オンライン申請(goldcard.nat.gov.tw
  2. 書類審査(2〜8週間程度)
  3. 承認後、在日TECRO(台北駐日経済文化代表処)またはオンラインでビザ取得
  4. 台湾入境後、カード受け取り(移民署で申請)

申請費: 分野・有効期間によって USD 100〜310(約1.6〜5万円)程度。


ワーキングホリデー(台日ワーキングホリデー協定)

日本と台湾の間にはワーキングホリデー協定があり、条件を満たす若者は台湾で就労しながら1年間滞在できる。

項目内容
年齢要件申請時に 18〜30歳(31歳の誕生日前日まで)
国籍要件日本国籍
滞在可能期間最長1年(延長不可)
就労制限同一雇用主での勤務は 6 ヶ月まで(2024年現行規定)
人数枠年間2,000名(先着順ではなく抽選制)
申請場所在日台北駐日経済文化代表処(東京・大阪・横浜・那覇)

台湾のワーホリは日本からの人気が高く、定員に達することが多い。申請受付期間を逃さないよう、TECROの公式情報を定期的にチェックする。


居留証の更新

就労ビザの有効期間が終わる前に更新手続きが必要。

  • 更新申請窓口: 内政部移民署(NIA)または各地方出張所
  • 申請タイミング: 有効期限の30日前から申請可能
  • 必要書類: パスポート・現行居留証・就業許可証・証明写真・申請費(TWD 1,000)

会社が変わった場合(転職)は、新しい就業許可証が必要になる。在留資格変更の手続きを移民署に申請する。


永久居留権(永久居留證)

台湾での永住を目指す場合の最終ステップ。

主な取得条件

条件内容
在台年数5年以上の合法的連続居留(うち毎年183日以上台湾に居住)
所得要件直近1年の所得が台湾の最低賃金の2倍以上(目安: 月 TWD 52,000 以上)
健康診断指定医療機関での健康診断書
台湾語(中国語)能力基本的なコミュニケーション(試験ではなく面談で確認)
犯罪歴台湾国内・海外の犯罪歴なし

ただし、永住申請中の在台日数が重要。年間183日を下回る年があると、連続居留のカウントがリセットされる可能性があるため注意。


よくある疑問

Q: ゴールドカードを持っていれば台湾のどの会社にも転職できる?

できる。雇用主を問わず台湾内で自由に就労・転職・起業が可能。通常の就労ビザが「特定の雇用主に紐づく」のとは大きく異なる。

Q: 台湾のワーホリビザで永住権の年数はカウントされる?

ワーホリ(短期滞在)は永住権の在台年数としてカウントされない。永住権を目指す場合は就労居留ビザからスタートする。


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