仕事・生活
アマゾン倉庫・ギグ労働——在住外国人が選ぶ非熟練職の現実
アメリカに住む外国人の中には、倉庫作業やDoorDash・Uberドライバーで収入を得る人もいます。就労ビザの制約と実態、選択肢とリスクを整理しました。
2026-04-27
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この記事の日本円換算は、1USD≒155円で計算しています(2026年4月時点)。
「Amazonの倉庫で働いている」——アメリカに住む外国人からこの言葉を聞くのは、特に珍しくなくなっている。キャリアの踏み台として、あるいは生活費を補うために、ギグ労働や非熟練職を選ぶ在米外国人は一定数いる。
ビザと就労許可の現実
まず大前提として、ビザの種類によって就労の可否が決まる。
- H-1B(専門職ビザ): スポンサー雇用主の下での就労のみ許可。副業・ギグ労働は原則違反。
- F-1(学生ビザ)OPT期間: 専攻に関連する職種での就労が許可されるが、倉庫作業は認められないケースが大半。
- EAD(雇用許可証)保持者: 幅広い就労が可能。グリーンカード申請中の配偶者等が取得している場合が多い。
- J-1(交流訪問者): 種別によっては制限なしの就労が可能。
つまり、アマゾン倉庫で合法的に働けるのは、主にEAD保持者やグリーンカード保持者・永住権保持者に限られる。
アマゾン倉庫の実態
Amazon倉庫(フルフィルメントセンター)の時給はエリアによって異なるが、2025年現在、USD$18〜22/時(約2,790〜3,410円/時)程度が一般的だ(Amazonの公式最低賃金はUSD$15、実際は地域により高い)。
作業は1日10時間×週4日シフトが多く、歩数計をつけると1日2万歩を超えるという声がある。棚から商品を取り出す「ピッキング」、梱包、仕分けなどが主な業務で、スキャン精度のノルマが課される。体力的な負担は大きく、長期継続する人は少ない。
DoorDash・Uber Eats・Lyft
ギグ労働の代表格はフードデリバリーと配車サービスだ。EAD・グリーンカード保持者は参入しやすい。収入は時間帯・エリアにより変動が大きく、平均的な手取りはUSD$15〜25/時(約2,325〜3,875円/時)程度とされているが、ガソリン代・保険・減価償却を考慮すると実質的な手取りはさらに下がる。
「つなぎ」として活用する在米外国人にとっては現実的な選択肢の一つではあるが、就労ビザの制約を確認してからの判断が不可欠だ。
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