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アメリカで家を買うと「不動産エージェント2人分の手数料」がかかる——住宅売買の仕組み

アメリカの住宅売買では売り手側・買い手側の不動産エージェントに合計5〜6%の手数料がかかることが長年の慣行だった。2024年のルール変更の影響と在米日本人が家を買う際に知っておくべきポイントを解説する。

2026-07-27
不動産住宅購入在米実務

この記事の日本円換算は、1USD≒157円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

アメリカで家を買うときに「売り主が買い手のエージェント費用も払う」という慣行が長く続いてきた。売り手は売却価格の5〜6%を手数料として支払い、そのうちの2.5〜3%を買い手側のエージェントにも分配する構造だ。

しかし2024年3月、全米不動産業者協会(NAR)が反トラスト訴訟で和解し、この慣行を変えるルールが導入された。「エージェント費用は各自が払う」という方向への転換が始まっている。

2024年のルール変更の影響

従来は「買い手はエージェントを無料で使える(費用は売り手が出す)」だった。変更後は買い手が自分のエージェントと書面で費用を合意した上で使う形になった。

実務的にはまだ慣行が変化途上であり、地域によって対応が異なる。将来的には「買い手自身がエージェント費用を負担する」ケースが増える見通しだ。

アメリカの住宅購入プロセスの概要

事前承認(Pre-approval): 銀行・モーゲージ会社から「いくらまで借りられるか」の事前承認を取得する。これがないと売り手が交渉に応じないことが多い。

エージェント選択: 買い手側エージェント(Buyer's Agent)を選ぶ。友人・同僚の紹介が信頼性が高い。

物件探し・オファー: 気に入った物件に書面でオファー(購入申込み)を出す。売り手が「受諾・拒否・カウンターオファー」で返答する。

インスペクション: 購入前に建物検査(Home Inspection)を行う。構造・電気・配管・害虫等をチェックし、問題があれば価格交渉か撤退かを判断する。

クロージング: 書類署名・残代金支払い・鍵の受け取り。アメリカでは不動産弁護士またはTitlecompanyが手続きを担う。

在米日本人の住宅購入

在米日本人が家を購入する場合、英語での契約書・交渉が大前提になる。日本語対応の不動産エージェントが在住都市にいれば活用できる。

ダウンペイメント(頭金)は物件価格の20%が標準的に推奨される(PMI・プライベートモーゲージ保険を避けるため)。$500,000(約78,500,000円)の物件なら$100,000(約15,700,000円)が頭金になる。

永住権・市民権がなくてもアメリカで家を購入すること自体は可能だが、モーゲージの審査が厳しくなる場合がある。

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