アメリカの薬局は「24時間ドライブスルー」がある——CVSとWalgreensと薬文化
アメリカの薬局チェーン(CVS、Walgreens)は単なる薬屋ではなく、食料品・化粧品・アルコールまで売るコンビニ的存在だ。在米日本人が知っておくべき処方薬・OTC薬の入手方法を解説する。
この記事の日本円換算は、1USD≒157円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
アメリカのCVS PharmacyやWalgreensは「薬局」と訳されるが、品揃えを見ると日本の薬局とはかなり異なる。牛乳・パン・お菓子・アルコール・雑貨・化粧品・写真印刷サービス——医薬品は店の奥の一角に過ぎないことが多い。
「24時間ドライブスルー薬局」が存在し、夜中に処方薬を受け取れる。これはアメリカらしい便利さの一例だ。
CVSとWalgreensの位置づけ
米国の薬局チェーン大手はCVS Health(CVS Pharmacy)とWalgreensが2大チェーン。全米各地に展開しており、住宅街からビジネスエリアまで至る所にある。
保険を通じた処方薬の取り扱いが主な収益源だが、「フロントエンド(薬以外の商品)」も大きな役割を担っている。
Rite Aid(主に東部・西部)、H-E-B(テキサス)などの地域系薬局チェーンも存在する。
OTC薬の特徴
日本との大きな違いは「OTC薬(市販薬)の種類と強さ」だ。アメリカのOTCコーナーには日本では処方箋が必要な薬に相当するものが並んでいることがある(例: 高用量の鎮痛剤のバリエーション)。
「痛み止め(Pain Reliever)」コーナーだけで棚1列以上のバリエーションがある。アセトアミノフェン(Tylenol)、イブプロフェン(Advil、Motrin)、ナプロキセン(Aleve)が主要3系統で、それぞれ複数の強度・剤型がある。
日本人が「頭痛薬を買いたい」とCVSに行って選択肢の多さに戸惑う体験は在米初期のあるあるだ。
処方薬の受け取り
医師から処方箋(Prescription)を受け取ったら、薬局のPharmacy窓口に提出する。保険証(Insurance Card)を提示し、CopayまたはCoinsuranceの自己負担額を払って受け取る。
「処方箋をファックスで薬局に直接送る」仕組みもあり、受診と処方薬の受け取りをオンラインで完結できる場合がある(Telehealth利用時など)。
在米日本人が困る「一般薬の入手」
日本から持ってくる整腸剤、胃腸薬、花粉症薬などのストックが尽きた場合、アメリカのOTC薬に乗り換えることになる。
症状を英語でスタッフに説明して薬を探す作業が必要になるが、「What's good for upset stomach?」「Do you have anything for seasonal allergies?」程度の質問で対応できる場合が多い。大型CVSのPharmacy カウンターの薬剤師は基本的に質問に答えてくれる。