アメリカのロードトリップは「無計画」が標準——車で州を超える旅の文化と準備
アメリカでは週末や長期休暇に車で何百マイルも走るロードトリップが文化として根付いている。ガソリン代、モーテル、州をまたぐ際の注意点など在米日本人が初めて長距離ドライブをする際の情報をまとめる。
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「週末にラスベガスまで車で行ってきた」——カリフォルニア在住のアメリカ人がこう言う。Los AngelesからLas Vegasは約280マイル(約450km)。片道約4〜5時間。これが「週末旅行」として成立する。
日本では東京大阪間(約550km)を週末に車で往復することは「かなりの強行軍」という感覚がある。アメリカは国土が広いため、距離感覚が根本的に違う。
アメリカのロードトリップの文化的意義
ロードトリップは単なる移動手段ではなく、「自由の象徴」として文化的な意味を持つ。ジャック・ケルアックの「オン・ザ・ロード」(1957年)以来、自動車での旅はアメリカン・ドリームの一形態として語られてきた。
夏のロードトリップは特に家族の思い出として語られることが多く、「子どものころ家族でイエローストーンまで車で行った」という話は多くのアメリカ人が持っている。
費用の現実
ガソリン価格は地域によって大きく異なる。カリフォルニアはガソリン税が高く、テキサスやミズーリは安い傾向がある。全国平均は状況によるが、1ガロン(約3.8リットル)$3〜$4(約471円〜628円)程度が目安として使われることがある(価格は変動する)。
宿泊はモーテルチェーン(Motel 6、Super 8、Holiday Inn Express等)を使えば1泊$70〜$120(約10,990円〜18,840円)程度。Airbnbを使うとグループ旅行ではコストが下がることもある。
州をまたぐ際の注意
アメリカは州法が異なるため、州をまたぐ際に注意が必要なことがある。
- ガン(銃)の持ち込み: 銃所持の合法性・オープンキャリー・コンシールドキャリーは州によって大きく異なる。日本人にはほぼ関係ないが知識として。
- マリファナ: 合法州と非合法州がある。合法州で購入したものを非合法州に持ち込むことは連邦法違反になる。
- 速度制限: 州によって高速道路の最高速度が異なる(65mph〜80mph以上まで)。
在米日本人のロードトリップ
東部在住ならアパラチア、西部在住ならヨセミテ・グランドキャニオン・ザイオン——近くにある国立公園への週末ロードトリップは在米日本人の間でも人気が高い。
「車さえあれば(アメリカには公共交通がないので)どこでも行ける」という自由度はアメリカ在住の魅力の一つとして語られる。運転が好きか嫌いかで在米生活の豊かさがかなり変わるとも言える。