アメリカの「大学の街」は住みやすい——カレッジタウンで暮らす在米日本人の発見
アメリカの大学都市(カレッジタウン)は物価が比較的安く、文化施設が充実し、多様性も高い。Ann Arbor、Austin、BoulderなどのカレッジタウンとNY・LAの比較、在米日本人の住みやすさを解説する。
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アメリカに来る日本人のイメージはニューヨーク、ロサンゼルス、シリコンバレーに集中しがちだ。でも「住みやすさ」という観点では、大学を中心に発展したカレッジタウンが選択肢として浮上することがある。
アナーバー(University of Michigan)、マディソン(University of Wisconsin)、ボルダー(University of Colorado)、チャペルヒル(North Carolina)——地名を知らなくても、こういった大学都市の特徴は共通点がある。
カレッジタウンの特徴
大学が街の中心にあるため、図書館・美術館・コンサートホール・スポーツ施設が充実している。これらの多くが一般市民にも開放されているか、割引価格で使える。
食文化が多様で、世界各国の留学生・教員が集まるため、アジア料理・中東料理・南米料理など多様なレストランが揃う傾向がある。
人口構成が若く(学生が多い)、リベラルな政治傾向の街が多い。在米日本人が「外国人として溶け込みやすい」という感覚を持ちやすい場所でもある。
家賃と生活費
NYやSFと比べると家賃は大幅に安い。アナーバーの1ベッドルームアパートは月$1,200〜$2,000(約188,400円〜314,000円)程度のことが多い(エリアと時期によって変わる)。NYのマンハッタンでは同等のアパートが$3,000〜$4,500(約471,000円〜706,500円)程度。
ただしカレッジタウンは学期中(8〜12月、1〜5月)は家賃が高く、夏期(5〜8月)は下がる傾向がある。学生の動きに家賃市場が連動している。
在米日本人がカレッジタウンに行く事情
大学の研究者・ポスドク・大学院生として在米する日本人は、当然ながらカレッジタウンに住む。また日本企業がスポンサーする大学の研究職や、配偶者が研究者の家族としての帯同もある。
「NYやLAではないアメリカを経験した」という在米日本人の視点は、日本のメディアに登場するアメリカイメージとは違う側面を持っている。学術・知的な雰囲気が特徴で、子どもの教育環境として評価する人も多い。