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生活費・物価

ベトナム(ハノイ・ホーチミン)の生活費——屋台 VND 30,000 から日本人エリアの家賃まで

ベトナムの生活費を食費・住居・交通・通信・医療で分解。屋台の値段から日本人エリアの家賃まで、現地採用と駐在員それぞれの月額生活費目安をハノイ・ホーチミン比較でまとめた。

2026-04-05
生活費物価ハノイホーチミン屋台現地採用駐在員

この記事の日本円換算は、1USD≒155円で計算しています(2026年4月時点)。ベトナムは USD建て取引が実用的なため、USD基準で記載しています。ベトナムドン(VND)は 1USD≒25,000VND 前後を目安にしてください。

バインミー1本 VND 25,000(約100円)。路上のフォーが VND 50,000(約200円)。屋台やローカル食堂を使えば、ベトナムの食費は驚くほど安く抑えられる。

ところが日本人エリアの家賃、日本食レストラン、日本語対応クリニックの費用は別次元で動いている。住む場所と食べる場所の組み合わせで、同じベトナムでも月の生活費が3倍近く変わることがある。

「現地採用で何とかやっていける?」「駐在員として家族連れで住むと?」——それぞれの目安をまとめた。


食費

屋台・ローカル食堂

ベトナム最大の節約ポイント。朝食のバインミー・フォー・チェーは VND 20,000〜60,000(約80〜240円)で食べられる。ランチもコムタム(ご飯プレート)が VND 40,000〜80,000(約160〜320円)程度。

自炊とローカル食堂を組み合わせれば、一人の食費は月 USD 100〜200(約1.5〜3万円)で収まる。

日本食・外国人向けレストラン

日本食は Tay Ho(ハノイ)・Thao Dien・Phu My Hung(ホーチミン)周辺に集中。

種類価格帯
バインミー・フォー(屋台)VND 25,000〜60,000(USD 1〜2.5)
ローカル食堂のランチVND 40,000〜100,000(USD 1.5〜4)
カフェ(コーヒー)VND 30,000〜80,000(USD 1.2〜3)
日本食ランチ定食USD 8〜20
日本食ディナー・居酒屋USD 20〜60/人
日系スーパーの日本食材日本の1.5〜2倍程度

住居費

日本人エリアの家賃(月額目安):

エリア・タイプ月額目安
ハノイ Tay Ho・1BR コンドミニアムUSD 500〜1,000
ハノイ Tay Ho・2BR コンドミニアムUSD 800〜1,500
ホーチミン District 2(Thao Dien)1BRUSD 600〜1,200
ホーチミン District 2・2BRUSD 1,000〜2,000
ホーチミン Phu My Hung・3BRヴィラUSD 2,000〜5,000

ローカルエリア(Cau Giay・Dong Da等のハノイ旧市街周辺、ホーチミンのDistrict 10・12等)は USD 300〜600で1BRが見つかることもある。日本語サービスへのアクセスが下がる代わりに、大幅にコストを抑えられる。

詳しくはハノイ・ホーチミンの住居選びガイド参照。


交通費

Grab(グラブ)

ベトナムの移動手段の中心。Grabバイク・Grab Carどちらも使える。

移動手段市内移動の目安
Grabバイク(GrabBike)VND 15,000〜50,000(USD 0.6〜2)
Grab Car(4人乗り)VND 50,000〜150,000(USD 2〜6)
タクシー(Vinasun等)Grab Carと同程度〜やや高め
バスVND 8,000(約32円)均一。時間がかかる

Grabがベトナムでは最もポピュラーな移動手段。日本語アプリはないが英語インターフェースで使える。

バイク

長期在住者は自転車やバイクを持つケースも多い。125ccバイクが中古で VND 10,000,000〜30,000,000(USD 400〜1,200)程度。ただし外国人がバイクを運転するには現地免許が必要。


通信費

キャリアSIMプラン月額目安特徴
ViettelVND 100,000〜300,000(USD 4〜12)全国カバレッジ最強
MobifoneVND 90,000〜250,000(USD 3.5〜10)安定性が高い
VinaphoneVND 90,000〜250,000(USD 3.5〜10)地方でも使いやすい

プリペイドSIMは空港・コンビニ(Circle K・GS25等)でパスポート提示のみで購入できる。月額数ドルで十分なデータが使えるのがベトナムの通信費の特徴。


医療費

日本語対応クリニックの受診費:

種別費用目安
日本語対応クリニック・初診USD 50〜120
専門医受診USD 80〜200
国際病院(Family Medical Practiceなど)USD 80〜200
薬(処方)USD 5〜40

在越日本人向けの医療保険に加入している場合、受診費のほとんどが保険でカバーされる。保険なし受診は全額自費になるため、長期滞在者は保険加入が実質必須。

ハノイ・ホーチミンには日本語対応クリニックが複数あり、日常的な診察・健診には困らない環境になっている。


月額生活費の目安

現地採用・単身(Tay Ho / Thao Dien エリア)

項目月額目安(USD)
家賃(1BR)600〜1,000
食費(自炊+ローカル中心)200〜400
外食(日本食含む)200〜500
交通費(Grab中心)80〜200
通信費5〜15
医療保険(個人)50〜150
その他(娯楽・雑費)150〜300
合計USD 1,285〜2,565

日本円換算(1USD≒155円): 約20万〜40万円/月

駐在員・家族4人(Phu My Hung / Tay Ho エリア)

項目月額目安(USD)
家賃(3〜4BR)2,000〜5,000
食費・外食800〜1,500
交通費(社用車+Grab)300〜800
通信費(2回線)20〜40
医療保険(家族・会社負担が多い)会社負担 or 200〜500
インターナショナルスクール1,000〜2,500/月(年間USD 12,000〜30,000)
その他500〜1,000
合計(学費込み)USD 4,620〜11,340

日本円換算: 約72万〜176万円/月

インターナショナルスクールが最大のコスト変数。BVIS / ISHCMC / Etonhouse等、学校によって年間授業料が USD 12,000〜30,000と大きく異なる。


ハノイ vs ホーチミン

項目ハノイホーチミン
家賃相場やや安めやや高め(Thao Dien・PMH)
日本食の充実度高い(Tay Ho)高い(Thao Dien)
気候四季あり・冬は肌寒い熱帯(乾季・雨季の2季)
物価全般ホーチミンより若干安い傾向ハノイより若干高め
日本人コミュニティ中堅規模最大規模

どちらが住みやすいかは勤務地・会社の方針次第。製造業系はハノイ近郊(ハノイ工業団地、タンロン工業団地等)が多く、IT・商社系はホーチミンに集まる傾向がある。


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