ハノイ近郊の伝統工芸村——バッチャン焼きから竹工芸まで、週末で行ける職人の里
ハノイ近郊には特定の工芸品を何世紀も作り続ける「職人村(Làng nghề)」が数十か所ある。バッチャン焼き、絹の刺繍、竹細工、紙製品——観光地化していない職人村への行き方と楽しみ方。
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ハノイから車で30分、バッチャン(Bát Tràng)村に入ると、道の両側に陶器屋が並んでいる。茶碗、花瓶、タイル、装飾品——全て地元の職人が窯で焼いたものだ。観光客向けの店の奥では今もロクロが回り、釉薬の甘い香りが漂っている。
ハノイの周辺には同じように特定の工芸品を何世紀も作り続ける村が多数ある。
バッチャン焼き(陶器)
バッチャン村はハノイから南東約15km。白地に青い絵柄が特徴的な焼き物が有名で、龍朝時代(14〜15世紀)から続く。現在は輸出品も多く、アマゾンやEtsy等でも見かける品がここで作られている。
観光客向けの値段より安く直接買えるのが村ならでは。英語で「factory price?」と聞けば工場直販価格を教えてくれる場合がある。
ヴァンフック(絹織物)
ハノイから南西約12km。蚕から糸を取り、手作業で絹を織る職人が残っている。アオザイや装飾品用の絹の生地を購入できる。観光化が進んでいないため、価格は市内の土産店より手頃だ。
ラングーイ(扇子・竹工芸)
竹と紙で作られる扇子・ランタンを専門に作る村。ハノイ近郊の路地を入ると、路上で職人が扇子に絵を描いている場面に出会える。
行き方のポイント
ほとんどの村はGrabバイクかタクシーで行ける。バッチャンは公共バスでも行けるが、ハノイ市内から1時間以上かかることがある。
土曜の午前中に出発して昼食を村内で食べ(地元の麺料理)、午後に帰る半日コースが実用的だ。「ベトナムの日常」を観光地ではなく職人の生活の中で感じたいなら、工芸村は最良の入口の一つだ。