ベトナムの運転免許証——外国人は原則バイク・車とも現地免許が必要
ベトナムで外国人が運転免許を取得・切り替えする手順を解説。入国後3ヶ月の猶予期間、現地免許取得フロー、日本免許からの書き換え条件、費用(VND)まで。
この記事の日本円換算は、1USD≒158円で計算しています(2026年4月時点)。ベトナム国内の公的手数料はVNDで記載します。1万VND≒60円の参考値です(変動するため現地通貨を基準に)。
ホーチミンでバイクに乗ったことのある人は分かる。交差点の流れが、川の合流みたいだということを。
車の信号に関係なく、バイクが細い隙間を埋めていく。経験者は「慣れると意外と怖くない」と言い、初心者は「絶対無理」と言う。どちらも正しい。そして、その流れに乗るには——少なくとも法律上は——現地の免許が必要だ。
外国免許での運転可能期間
ベトナムでは、有効な外国免許証(国際免許証または原本)で運転できる期間が定められている。
原則として入国後3ヶ月間(要確認:ビザ種別・滞在目的によって異なる場合があり、法改正が行われることもある)。
3ヶ月を超えて外国免許のみで運転すると、無免許運転とみなされるリスクがある。長期在住者・就労者は早めに現地免許の取得を検討する必要がある。
ベトナムの免許区分と対応車種
| 免許区分 | 対応車種 |
|---|---|
| A1 | 125cc以下のバイク・スクーター |
| A2 | 125cc超のバイク |
| B1 | 4〜9人乗り乗用車(AT限定) |
| B2 | 4〜9人乗り乗用車(MT含む) |
ホーチミン・ハノイでの日常利用は、A1(125cc以下スクーター)かB2(乗用車)が中心。
ベトナムでは125cc以下のバイクが圧倒的に多く、ほとんどの在住日本人はA1免許から始める。
日本免許からの書き換え(切り替え)
ベトナムは日本との間に「免許書き換え協定」に相当するものがある(要確認:条件・対象免許区分は変更される可能性があるため、DRVN公式または日本大使館で最新情報を確認)。
書き換えが認められる場合の手続きは以下の通り。
書き換えに必要な書類(参考)
- 日本の運転免許証(有効なもの)原本
- 日本の免許証の翻訳(公証翻訳)
- パスポート原本+コピー
- 居留証(一時居住許可書)または就労許可書
- 証明写真(規定サイズ、白背景)
- 健康診断書(指定機関で受診)
手続き窓口
DRVN(道路総局:Cục Đường bộ Việt Nam) またはその委託機関。ハノイ・ホーチミンにそれぞれ窓口がある。
現地免許の新規取得フロー
書き換えが認められない場合(または初めてA1等を取る場合)は、現地で新規取得する。
1. 健康診断
指定の診所または病院で健康診断書(Giấy khám sức khỏe)を取得。費用は20万〜50万VND程度(要確認)。
2. 交通法規の勉強・筆記試験(学科試験)
ベトナム語または英語での受験が可能な場合がある(要確認:試験言語の選択はセンターによる)。
問題はベトナムの交通法規から出題。オンラインで公開されている練習問題を活用する。
3. 実技試験
コース走行と路上走行。A1(125cc以下)の実技はコース内の低速バランス走行・指定コース走行が中心。
4. 免許証の発行
合格後、免許証が発行される。発行費用含む手続き費用は合計で50万〜200万VND程度の目安(要確認:センターの手数料・代行費用により変動)。
125cc以下バイクの日常利用
実態
ホーチミンではGrabバイク(配車バイク)が普及しており、免許なしでも移動はできる。しかし自分で運転できると行動範囲と機動性が格段に上がる。
朝の通勤、昼のフォー屋への往復、雨季の短距離移動——これらをGrabに頼り続けると月数十万VNDの積み上がりになる。
バイクの購入・登録
中古の125ccスクーターは200万〜600万VND(約12,000〜36,000円)程度から流通している。ただしバイクの登録(đăng ký xe)と保険(BHXH)は法定義務。
外国人名義での登録手続きは制限があるケースもあり、信頼できる現地の人またはエージェントに相談する方法もある(要確認:規制は変更されることがある)。
ヘルメット着用
ベトナムでは125cc以上・以下問わず、バイク・スクーター乗車時はヘルメット着用が義務。違反は罰金(要確認:金額は変更されることがある)。
緊急時・トラブル時の注意
- 事故時は警察への届け出が必要
- 外国人の場合、言語バリアが生じやすい。日本語・英語対応の弁護士または日系企業のサポート先を事前に確認しておくと安心
- 在ベトナム日本国大使館(ハノイ): 024-3846-3000
- 在ホーチミン日本国総領事館: 028-3933-3510
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「DRVN窓口でこういう書類が必要だった」——そういった一言が、次に来る人の役に立ちます。