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ベトナムが電動バイクに切り替えている——VinFastと「バイク社会の電動化」

ガソリンバイクが支配するベトナムで、電動バイクへのシフトが始まっている。国産自動車・バイクメーカーVinFastの戦略と、都市の大気汚染改善目標が交差する電動化の現在地を見る。

2026-06-28
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この記事の日本円換算は、1USD≒157円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

ホーチミン市の空気汚染の原因のひとつが、何千万台というガソリンバイクから出る排気ガスだ。

この構造を変えようという動きが、少しずつ始まっている。

VinFastとは

VinFastはベトナム最大の民間コングロマリット「Vingroup」が設立した自動車・バイクブランドだ。2017年創業で、ガソリン車・電気自動車(EV)・電動バイクを製造・販売している。

電動バイク分野では、ベトナム国内市場でシェアを拡大してきており、「国産EVブランド」として国家的な支援を受けている。

電動バイクの普及状況

ベトナムの電動バイク市場は2010年代から拡大しており、学生・通勤者を中心に利用が増えた。ガソリンバイクより維持費が安く、充電設備が整っている地域では経済的なメリットがある。

VinFast以外にも台湾・中国製の電動バイクが流通しており、選択肢は広がっている。

都市の大気汚染と電動化政策

ハノイ・ホーチミンは大気汚染指数(AQI)が高い日が多く、排気ガスの削減は都市問題として認識されている(環境省・WHO等のデータより)。

ハノイ市は「2030年までに一定エリアへのガソリンバイク乗り入れ制限」を議論した経緯があり(報道ベース)、電動化が政策的に後押しされる方向性は続いている。

課題:充電インフラと電池交換

電動化の課題は充電インフラだ。マンション・アパートに個別の充電設備がないケースが多く、「どこで充電するか」という問題は在住者にとって現実的な壁になる。

VinFastは「バッテリー交換ステーション」モデルを展開しており、スタンドでバッテリーを交換することで充電時間の問題を解消する戦略を取っている。

日本人在住者の目線

在住日本人がバイクを購入する場合、今や「ガソリンかEVか」という選択肢が現実にある。

「電動の方がランニングコストが安い」「ガソリンスタンドが不要」というメリットと、「充電場所の確保」「長距離走行の不安」というデメリットを比較する形だ。

ベトナムのバイク社会が電動化するとどう変わるか——その過渡期を、在住者として目撃している。

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