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ベトナムの中間層の台頭——消費行動の変化が街の姿を変えていること

ベトナムの中間層人口は急速に拡大している。スマートフォン普及・スターバックス展開・ブランド品消費の増加が示す社会変化を、在住者目線で具体的に描写する。

2026-07-29
中間層消費経済社会変化

この記事の日本円換算は、1USD≒157円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

2015年ごろのホーチミンと、今のホーチミンは見た目がかなり違う。ルイ・ヴィトンの路面店が増え、スターバックスが数十店舗展開し、AppleStoreに似た公認販売店が都市部のモールに入っている。若い人たちがiPhoneを持ち、コンデンスミルクではなくコールドブリューコーヒーを注文している。

これがベトナムの中間層の台頭だ。

中間層の規模と成長

World BankやMcKinsey等の調査によれば、ベトナムの中間層・富裕層は2000年代以降急速に拡大し、2025〜2030年にかけてさらに拡大が続くと予測されている(推定)。日次消費額ベースでの定義は機関によって異なるが、「自由裁量の消費ができる層」が増えていることは市場の変化として明確に見える。

消費の変化

外食・カフェ市場:Highlands Coffee(国産チェーン)の全国展開、スターバックスの1杯100,000VND(約6USD)のコーヒーが普通に売れる状況は5年前にはなかった。

スマートフォン:2015〜2016年頃まで安価なスマートフォンが主流だったが、今はiPhone 15・16シリーズが若者層にも普及している。価格は日本と大差ない。

旅行:海外旅行の増加(特に日本・韓国・ヨーロッパ)と、国内の高級リゾート利用が増えている。

在住者として感じる変化

日本から来た外国人が「物価が安い」と感じるのはまだ多くの部分で正しいが、「ベトナム=何でも安い」という認識は揺らぎ始めている。スターバックスの値段は日本と同じかやや安い程度で、都心の高級アパートメントの家賃はシンガポールほどではないにせよ「激安」ではない。

ベトナムの経済成長と消費変化は現地の取引・就職・ビジネスのコストにも反映している。「5年後のベトナム」を考えながら、今住む場所と仕事を選ぶ視点が必要だ。

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