気候・生活
ベトナムの7月——雨季の真っ只中で暮らす在住者の実態
ベトナムの7月はホーチミンが雨季のピーク。毎日午後にスコールが降り、ハノイは台風の影響を受けやすい。雨季に慣れるまでの生活の変化と、実際に何が困るかを解説。
2026-07-01
雨季気候天気生活
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ホーチミンシティの7月、午後2〜3時頃になるとSNSで「また来た」という投稿が流れ始める。空が突然暗くなり、10分後には激しいスコール。バイクで走っていた人々がコンビニや軒下に滑り込む。20〜40分後には止む。その繰り返しだ。
「ベトナムは暑い」というイメージの裏に、この南部の雨季がある。
ホーチミンの7月
ホーチミンシティの7月は雨季のピーク期に当たる。月間降水量は300mmを超えることが多く、年間で最も雨が多い時期だ。気温は30〜34度で高く、スコール後に熱気と湿気が強まる。
バイクでの移動が主流の街では、突然の雨で服が濡れることは日常的だ。雨具(レインコート、バイク専用の前掛けタイプ)を常備していない外国人はすぐに気づく。
ハノイの7月
ハノイの雨は南部とやや異なる。7〜8月は台風シーズンとも重なり、まとまった雨が続くことがある。気温は30〜38度で、南部よりも湿度が高く感じる「蒸し暑さ」が特徴だ。
「ホーチミンとハノイはベトナムの別の国みたいなもの」という現地の言い方は、気候にも当てはまる。
在住者が雨季に変えること
- バイクには雨具を常備:使い捨てカッパ(5,000〜10,000VND)も街角で売られている。ただし毎日使うならきちんとしたレインコートに投資した方が結果的に安い
- 外出時間を調整する:午後2〜4時のスコール時間帯を避けて用事を済ませるか、コンビニで時間を潰す
- 靴は防水か渇きやすいものを選ぶ:路面が冠水する道もあり、スニーカーは水没することがある
- 洗濯物の管理:雨季は外干しができないため、乾燥機付き洗濯機か室内干しが前提になる
雨のベトナムの良い面
スコールは激しいが、止んだ後の空気は清々しい。路面の熱気が一時的に下がり、気温が30度を切ることもある。「雨の中のブン・ボー・フエ(牛肉米麺)」は、暑い国の雨の日の定番の味だ。
在住2年目以降になると、雨季を「特に問題ない季節」として受け入れている人が多い。慣れと準備がそろえば、雨季は不便というより「ベトナムらしさ」の一部になる。
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