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ハノイ・ホーチミンの騒音と排気——バイク社会の「慣れる/慣れない」体験談

ベトナムの大都市では常時クラクションが鳴り、排気ガスが漂う。最初は耐えられないと感じる人が多いが、大半は数ヶ月で適応する。騒音・大気汚染の実態と、健康への対策。

2026-07-10
騒音大気汚染バイク環境

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ホーチミンシティに到着した最初の朝、窓を開けた瞬間に「ここで暮らせるのか?」と思う人がいる。バイクのクラクション、エンジン音、工事の音、通り過ぎる屋台の放送——全てが同時に存在する。

日本の住宅地の静かな朝とは全く違う世界だ。

バイク社会の音

ベトナムのクラクション文化は警告というよりも「存在の表明」に近い。交差点で、追い越し時に、歩行者への注意喚起に、クラクションが使われる。1時間に何百回も聞こえることは珍しくない。

慣れるには2〜4週間かかることが多い。3ヶ月後には「そういうものだ」と脳が分類し始め、気にならなくなる。それが「慣れた」状態だ。

大気汚染の現実

ホーチミンとハノイの大気汚染はIQAir等の測定では時期・場所によってPM2.5濃度がWHO基準を大幅に超えることがある(推定)。ハノイの冬(10〜12月)は霞がかった空気が続くことがある。

  • 敏感な人への影響:喘息・アレルギー持ちは症状が悪化するケースがある
  • 対策:バイク移動時はN95以上のマスク。住居はエアフィルター(空気清浄機)の設置を検討する価値がある

住居の選び方と防音

騒音が気になる場合、幹線道路に面した部屋は避けるのが基本だ。路地に入った物件(ベトナム語でhẻm/へムと呼ぶ)は幹線道路より静かな場合が多い。

外窓の数が少なく、廊下側に開いている間取りも騒音を軽減する。ただしへムに入ると「わかりにくい場所」になるため、届け物やGrabの配達に時間がかかることもある。

「慣れる」のが前提

長期在住の日本人に共通するのは「慣れた」という言葉だ。最初に感じるストレスは本物だが、多くの場合は適応できる。どうしても騒音・汚染が体に合わない場合は、ダナンやダラットのような比較的静かな都市を拠点にするという選択肢もある。

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