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ホーチミンのバスに乗る外国人はほぼいない——でも1回3,000VNDの公共交通は使えるのか

ホーチミンとハノイの路線バスは1回VND 5,000〜7,000で利用可能。外国人がほぼ使わない理由と、実際の使い勝手、路線検索方法を解説。

2026-05-29
バス公共交通ホーチミンハノイ交通費

この記事の日本円換算は、1USD≒155円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(USD)の金額を基準にしてください。

ホーチミンの路線バス運賃はVND 5,000〜7,000(約5〜7円)。東京の電車の初乗り140円の20分の1だ。安い。だが在越外国人でバスを日常的に使っている人はほとんどいない。

なぜか。

バスを使わない理由

時間が読めない: 時刻表は存在するが、渋滞で30分以上遅れることが日常的だ。朝のラッシュ時は45分待つこともある。

ルートが複雑: ホーチミンのバス路線は約130系統あるが、路線図が分かりにくい。英語表記は限定的で、バス停の名前もベトナム語のみ。

バイクの方が速い: Grabのバイクタクシーなら市内どこでもVND 20,000〜50,000(約20〜48円)で、バスの数分の一の時間で着く。バスに30分乗るか、Grabで10分か——多くの人がGrabを選ぶ。

それでもバスに乗るメリット

エアコン付きの新型バスが増えており、長距離移動では快適だ。空港バス(109番線)はタンソンニャット空港からホーチミン市中心部までVND 20,000(約20円)。Grabだとこの区間はVND 120,000〜200,000(約$7〜$13)かかる。

ハノイのバスシステムはホーチミンより整備されており、BRT(Bus Rapid Transit)01番線が金馬湖(Kim Ma)からイエンギア(Yen Nghia)までを結んでいる。専用レーンがあるため、一般道路の渋滞の影響を受けにくい。

バスの乗り方

  1. バス停で待つ(手を挙げてバスを停める)
  2. 前のドアから乗車し、車掌に行き先を伝える
  3. 車掌がチケットを発行し、料金を支払う(現金のみ、お釣りが出ないことがある)
  4. 降りたいバス停の手前で車掌に知らせるか、ブザーを押す

ホーチミンではBusMapアプリ(ベトナム語・英語対応)で路線検索ができる。出発地と目的地を入力すると、乗り換え案内が表示される。Google Mapsのバス路線情報もある程度使えるが、リアルタイムの運行状況は反映されていない。

メトロの開業

ホーチミンメトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン)が2024年末に開業した。全長約20km、14駅。運賃はVND 7,000〜20,000(約7〜19円)。日本のODAによる建設で、車両は日立製。

メトロの開業でバスとの乗り継ぎ体系が整備されつつある。メトロ駅を起点としたフィーダーバス(接続バス)の路線が追加されている。

ハノイでもメトロ2A号線(カットリン〜ハドン)が2021年に開業済み。3号線も建設中だ。

外国人のバス活用法

通勤に使うには信頼性が低いが、休日の街歩きには使える。バスの車窓からホーチミンの街並みをゆっくり眺める経験は、Grabの後部座席からは得られない。

VND 5,000の投資で得られるのは、移動手段というより、バイクの海を泳ぐバスの中から見るベトナムの日常風景だ。

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