ソウルの薬局ガイド——韓国の薬局事情と日本人が知っておくべき注意点
ソウル在住の日本人がよく使う薬局の特徴と使い分け、処方箋薬の受け取り方、韓国の医薬分業の仕組み、日本からの持参薬の注意点をまとめたガイド。
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韓国では日本と同様に医薬分業が徹底されており、処方箋が必要な薬はクリニックや病院を受診してから薬局で受け取る流れになっています。薬局(약국)の仕組みを知っておくと、いざというときに迷わず動けます。
韓国の薬局事情:医薬分業の仕組み
韓国では2000年から医薬分業が実施されており、医師が処方箋を発行し、薬剤師が調剤するという役割分担が明確です。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| 약국(薬局) | 薬剤師常駐。処方箋薬・市販薬どちらも扱う |
| 편의점(コンビニ) | 一部の解熱鎮痛薬・胃腸薬等を限定販売(品目が法律で制限されている) |
薬局はソウル市内に非常に多く、クリニック・病院の近くに必ずと言っていいほど出店しています。日本のように「コンビニで薬を買う」ことも一部できますが、取り扱い品目は限られています。
ソウルの薬局
クリニック・病院近くの薬局
ソウルでは「병원(病院・クリニック)の近くに약국(薬局)あり」が基本の構図です。受診後に処方箋を持ってそのまま隣の薬局へ、という流れが一般的です。
弘大・新村・江南・明洞など日本人が多いエリアにも薬局は多く、英語対応できる薬剤師が在籍している薬局もあります。
日本語対応クリニック内・隣接薬局
日本語対応のクリニックを受診した場合、クリニックが提携する近隣薬局を案内してもらえることがあります。日本語が話せるスタッフがいる薬局を紹介してもらえるケースもあります。
処方箋の流れ
- クリニック・病院で受診
- 医師から処方箋(처방전)を受け取る
- 近隣の薬局に処方箋を持参
- 薬剤師が調剤して薬を渡してくれる
処方箋の有効期限は発行日から3日以内が一般的です。早めに薬局に行くようにしてください。
日本から薬を持参する場合の注意
日本で常用している薬がある場合、韓国では入手できないことがあります。長期滞在の場合は渡航前に医師に相談し、多めに処方してもらっておくのが安心です。
向精神薬・麻薬指定の薬は、韓国への持ち込みに規制があります。該当する薬を持ち込む場合は、韓国食品医薬品安全処(MFDS)または在韓国日本国大使館・領事館に事前確認してください。
よくある質問
Q. 薬局で英語・日本語は通じますか?
英語対応できる薬剤師がいる薬局は増えていますが、確実ではありません。日本語対応はさらに限られます。日本語対応のクリニックを経由して薬局を紹介してもらうのが最もスムーズです。
Q. 旅行者でも薬局で薬を買えますか?
市販薬は旅行者でも購入できます。処方箋が必要な薬は、クリニックを受診してから薬局で受け取る流れになります。