Kaigaijin
銀行・送金

イギリスの銀行口座——Monzo・Starling・Barclays、外国人が最短で開設できる方法

イギリスで銀行口座を開設する方法を解説。外国人に最も開設しやすいMonzo・Starlingから伝統的なBarclays・HSBCまで比較。Sort Code・Faster Payments・Wiseでの日本送金まで。

2026-04-05
銀行口座MonzoStarlingBarclaysSort Code海外送金Wise

この記事の日本円換算は、1GBP≒191円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(GBP)の金額を基準にしてください。

イギリスで銀行口座を開こうとすると、「住所証明に3ヶ月以内の明細書が必要です」と言われて詰む——それがよくある初手のつまずきだ。

住み始めたばかりだから明細書がない。明細書がないから口座が開けない。口座がないから明細書が発行されない。

この無限ループを抜ける最速の答えが、ネオバンク(Monzo / Starling)だ。スマートフォンのカメラで本人確認が完了し、住所証明なしで口座を開設できる。渡英直後に口座を持ちたいなら、まずここから始めるのが現実的だ。


ネオバンク(外国人でも最短開設)

Monzo

2015年創業のフィンテックバンク。英国内で口座数500万超(2024年)を誇る。

開設方法:

  1. アプリをダウンロード
  2. パスポートのスキャン + セルフィーで本人確認
  3. UK在住確認(郵便番号入力)
  4. 最短翌日〜数日でカード到着

メリット:

  • 住所証明不要(到着直後でも開設可能)
  • リアルタイム支出通知・海外利用に強い
  • マスターカードのデビットカード(ピンク色)

デメリット:

  • 与信がないため高額ローン・クレジットカードは別途必要
  • 一部の伝統的な機関(住宅ローン等)ではネオバンクの口座を認めないケースがある

Starling Bank

2014年創業。英国内で個人・法人口座を提供するデジタルバンク。

特徴:

  • Monzooと並ぶ二大ネオバンク
  • 法人口座にも強く、独立フリーランス・起業家に人気
  • 海外ATM引き出し手数料無料(Visa Debitas使用時)
  • Sort Codeを持つ正規銀行として扱われるため、給与振込・公共料金引き落としにも使える

開設方法: MonzoとほぼAplicalble同じ(アプリ + 本人確認書類)


伝統的な大手銀行

Barclays

英国最大の銀行のひとつ。外国人の口座開設では比較的対応が柔軟と言われる。

  • 国際学生向け「Barclays International Student Account」など外国人向けプランあり
  • パスポート + 学生証(学生の場合)または雇用証明で開設できるケースがある
  • 支店での対面申請も可

HSBC

世界的な金融グループ。日本の三菱UFJグループとも提携関係あり。

  • 日本でHSBCの口座を持っている場合、英国HSBCへのスムーズな移行ができることがある
  • 「HSBC Expat」サービスは海外赴任者向けに設計された口座
  • ただし一般口座の開設は住所証明・雇用証明等の書類審査がある

Lloyds / NatWest

いずれも英国の大手銀行だが、外国人の口座開設審査は厳しめ。英国での信用実績がない段階では断られるケースもある。


Sort Code と Account Number の仕組み

イギリスの銀行口座は以下の2つの番号で識別される。

  • Sort Code(6桁): 銀行・支店を識別するコード(例: 04-00-75)
  • Account Number(8桁): 個人口座番号(例: 12345678)

使い方:

  • 給与振込の設定: Sort Code + Account Number を雇用主に伝える
  • 公共料金・家賃の Direct Debit: 同上
  • 海外送金の受け取り: IBAN(イギリス版: GB + 2桁チェックディジット + Sort Code + Account Number)

Faster Payments(即時送金)

英国内の銀行間送金は「Faster Payments」で通常数秒〜数時間で着金する。手数料は原則無料。上限金額は銀行によって異なる(Monzoは個人送金 GBP 250,000まで)。

この仕組みはSEPA(EU)とは別で、Brexit後も独自に運営されている。


日本への送金

Wise(旧Transferwise)が最もコスト効率がいい。

  • 銀行T/T(国際電信送金): 手数料 GBP 20〜40 + 受取銀行手数料
  • Wise: 実レートに近いレートで、少額送金なら GBP 5〜10程度の手数料

銀行と比べると1回あたり数千円〜数万円の差になることが多く、月1回送金を続けると5年で49万円の差になる計算。

→ 自分の送金額で手数料を試算する(登録不要・無料)

月1〜2回の送金なら Wiseで十分。大口(GBP 5,000〜以上)の場合はOFXや銀行T/Tとの比較も検討する。


口座の選び方

こんな人におすすめ
渡英直後、すぐ口座が欲しいMonzo / Starling
海外カード利用が多いStarling(ATM無料)
法人・フリーランス口座も必要Starling Business
日本との連携・実績を重視HSBC(Expat)
大企業・住宅ローン等の信用履歴が必要早めにBarclays / Lloydoを開設しておく

関連記事


KAIスポット — みんなで作る現地情報

Kaigaijinでは、現地に住む日本人が実際に使っているスポット(レストラン・クリニック・美容室・不動産など)を国別に集めています。

「このクリニック、今も営業してる」「ここ、日本語対応なくなってた」——そういった一言が、次に来る人の役に立ちます。気づいたことがあれば、ぜひ情報を追加してください。

イギリスのKAIスポットを見る・情報を追加する

コメント

読み込み中...