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移住・赴任

香港移住・赴任前の手続き一覧——就労ビザからHKID・MPFまで到着後90日のロードマップ

香港赴任・移住時の手続きを時系列で解説。日本側の転出届から、就労ビザ(GEP)取得・HKID申請・MPF加入・銀行口座開設まで一覧にまとめた。

2026-04-05
移住手続きHKIDMPF就労ビザGEP転出届香港赴任

この記事の日本円換算は、1HKD≒20円で計算しています(2026年3月時点)。為替は変動するので、現地通貨(HKD)の金額を基準にしてください。

香港赴任が決まって最初に気づくこと——「手続きが多い、かつ締め切りが細かい」。

GEP(一般就業政策)ビザ取得に4〜8週間、入境後180日以内にHKID(香港身份証)取得、雇用開始後60日以内にMPF(強制退職積立制度)加入——。それぞれの期限を逃すと罰則が発生するケースもある。

日本側での手続きと、香港到着後のロードマップを時系列で整理する。


出国前(日本側の手続き)

転出届

住民票のある市区町村役所へ。海外転出届を提出すると住民票が抹消される。

項目内容
提出先住民登録のある市区町村役所
提出期限出国14日前〜当日
効果住民票抹消。国民健康保険・国民年金の強制加入解除

住民税注意: 1月1日時点で住民票があれば、その年度の住民税が課税される。年をまたぐ赴任はタイミングを確認。

国民年金・国民健康保険

転出届と同時に強制加入が解除。会社員で健保組合加入中の場合は退職・転出タイミングで自動喪失。海外赴任中の継続加入(健康保険の海外療養費制度)については会社に確認。

就労ビザの取得(GEP)

香港で就労するには「一般就業政策(GEP: General Employment Policy)」ビザが必要。会社がスポンサーとなり、入境事務処(入境事務局)へ申請する。

申請から取得まで: 通常4〜8週間。書類に不備があるとさらに時間がかかる。赴任決定後、すぐに会社の担当部門に動いてもらう。

詳細は香港のビザ・在留資格ガイドを参照。


到着後 10 日以内

HSBC・恒生銀行への問い合わせ(任意)

口座開設はHKID取得後に本格的に動くが、銀行によっては事前予約が必要。HKIDが手元にある想定で、早めに予約を入れておくと動きがスムーズ。


到着後 60 日以内

MPF(強制退職積立制度)への加入

MPF(強制性公積金: Mandatory Provident Fund)は、月収の5%を雇用主・従業員それぞれが拠出する退職積立制度。

加入期限: 雇用開始後 60 日以内(試用期間中も含む)

雇用主が登録済みのMPFプロバイダーを通じて手続きを行う。従業員は書類にサインするだけのケースが多い。

拠出者拠出率上限(月額)
従業員月収の 5%HKD 1,500
雇用主月収の 5%HKD 1,500

月収 HKD 7,100 未満の従業員は拠出が免除されるが、雇用主側の拠出義務は残る。

詳細は香港の生活費・MPFガイドを参照。


到着後 180 日以内

HKID(香港身份証)の申請

HKIDは香港での生活の根幹。銀行口座・携帯電話・各種行政サービスで必要になる。

申請期限: 入境後 180 日以内(就労ビザ保有者)

申請窓口: 入境事務局(入境事務處)の各分区弁事処(District Office)。オンライン予約が必要。

必要書類備考
パスポート(原本)入境スタンプ確認用
就労ビザ(入境許可証)GEP等のビザが記されたもの
申請書窓口で記入
証明写真
手数料HKD 190(約3,800円)※

※ 2024年度時点。変更がある場合は入境事務局の公式サイトで確認。

HKIDの受け取りは申請から約10日後。郵便(速達郵送)か窓口再来庁での受け取りを選べる。

在留届の提出

在香港日本国総領事館へオンラインで在留届を提出する。外務省「在留届電子届出システム(ORRnet)」から可能。


生活セットアップ

銀行口座の開設

HKIDと就業証明書(雇用契約書または在職証明書)があれば、主要銀行で口座を開設できる。

銀行特徴
HSBC(匯豐銀行)国際送金・英語対応が充実。法人口座も多い
恒生銀行(Hang Seng Bank)HSBCグループ傘下。地域密着型
中国銀行(香港)(BOC HK)中国本土との資金移動に強い

外国人の銀行口座開設は以前より厳格化されている。書類を完備して予約を取るのがスムーズ。

オクトパスカード(八達通): 口座開設前でも空港・駅で購入できる。MTR・バス・コンビニ払いに対応。到着直後に購入しておくと便利。

携帯電話の契約

HKIDがあれば主要キャリア(3 HK・SmarTone・CMHK・HKT)で月額プランが契約できる。月額 HKD 88〜300(約1,760〜6,000円)程度。

到着直後はSIMカードの一時利用が便利。空港内の各キャリアカウンターで購入できる。


時系列チェックリスト

出国前(日本)

  • 転出届を市区町村役所に提出
  • 国民年金・健保の脱退 or 継続を確認
  • 住民税の支払い状況を確認(1月1日ルール)
  • GEP就労ビザを取得(会社が申請。4〜8週間かかる)
  • 渡航保険・海外医療保険の加入
  • 銀行口座のオンラインバンキング設定(海外から日本口座を操作できるか確認)

到着後 60 日以内

  • MPF加入(雇用開始後60日以内。会社が手続き)
  • オクトパスカードを購入(空港で即日可)
  • 一時SIMカードを購入(通信を確保)

到着後 180 日以内

  • HKID申請(入境後180日以内。早めに動く)
  • 在留届を在香港日本国総領事館に提出(ORRnet)
  • 銀行口座を開設(HKID取得後すぐ)
  • 携帯電話を正式契約(HKIDが必要)

生活セットアップ


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