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海外在住者のスマホ・SIM戦略——日本の番号を維持しながら現地SIMを使う方法

海外在住者のスマホ・SIM選びを解説。日本の携帯番号を維持すべき理由、楽天モバイル・IIJmio等の維持コスト比較、デュアルSIM活用法、各国のおすすめSIMをまとめます。

2026-04-05
SIMスマホ楽天モバイル海外在住日本番号維持

シンガポールに引っ越して3ヶ月後、三井住友銀行のSMS認証が来なくなった——日本の携帯番号を解約してしまったからだ。こういう事態を防ぐために、日本の番号維持は考えておく価値がある。

なぜ日本の番号を維持するのか

「もう日本に住んでいないのだから番号はいらない」と思いがちだが、実際には以下の場面で日本番号が必要になる。

銀行・証券口座のSMS認証
三菱UFJ・みずほ・住信SBI・楽天銀行・SBI証券等の多くが、ログイン・送金時にSMSワンタイムパスワードを送る。日本番号がないと使えなくなる可能性がある。

マイナンバーカード・行政手続き
マイナポータルの一部機能、行政手続きのSMS認証。

LINE番号認証
LINEは電話番号に紐付いている。番号を手放すとアカウントを失うリスクがある(機種変更時等のSMS認証が来ない)。

一時帰国時の利用
帰国したときにすぐ使える番号として。

日本番号を維持する方法

楽天モバイル(最安選択肢)

料金: 月0円〜(2022年の0円廃止後は月1,078円〜)
※ 2023年6月からは最低月1,078円(1GB未満)になった。最新料金は楽天モバイルの公式サイトで確認してほしい。

ポイント: データを使わなければ月1,078円で番号を維持できる(最新プランを要確認)。SMSは着信のみなら費用かからない場合が多い。

海外在住者の「番号維持コスト」として月1,000円程度は許容できる人が多い。

IIJmio(低コスト維持)

料金: 音声通話SIM 月858円〜(2GBプラン、2025年時点)

楽天モバイルより若干高いが、長年の実績と安定性で選ぶ人もいる。最新料金はIIJmioの公式サイトで確認を。

留守番電話転送サービス

一部の格安SIMは「留守番電話をメールに転送」するサービスがある。着信通知をメールで受け取れるため、海外でも日本への着信があったことを確認できる。

解約ではなく「休止」を検討

携帯会社によっては月300〜500円程度で「回線一時停止」(番号を維持したまま休止)できる場合がある。ただし最近は廃止している会社も多い。最新情報は各社に確認すること。

デュアルSIM活用のすすめ

現代のスマートフォンはiPhoneもAndroidもデュアルSIMに対応しているものが多い。物理SIM + eSIMの組み合わせが海外在住者に便利。

物理SIMスロット: 現地SIM(現地の電話番号・データ通信)
eSIMスロット: 日本の格安SIM(番号維持用)または日本帰国時のみ有効化

eSIMは物理的にSIMカードを差し替えることなく、アプリ上で有効・無効を切り替えられる。楽天モバイルはeSIM対応。一時帰国時だけeSIMを有効にする、という使い方もできる。

国別のおすすめSIM

シンガポール

キャリア主なプラン特徴
Singtel月$20〜30(無制限+通話)最大手。エリア最強
StarHub月$20〜252番手。料金競争力あり
GIGA!月$10〜データ特化。安い

eSIM対応。空港・コンビニで購入可能。シンガポールはMNP(番号持ち運び)が整備されているので、後から乗り換えも簡単。

タイ

キャリア主なプラン特徴
AIS月299〜599 THB(無制限)エリア・速度ともに良好
DTAC(True Move H)月199〜499 THB料金競争力あり
True Move H月199〜499 THBDTACとTrue Move Hが合併した新ブランド

タイは3ヶ月以上の在住者向けに「長期プリペイドSIM」や月契約SIMがある。AISはeSIM対応。

マレーシア

キャリア主なプラン特徴
Maxis月RM50〜80最大手。エリア広い
Celcom Digi月RM40〜70Celcomとdigiが合併した新ブランド
U Mobile月RM38〜価格競争力あり

マレーシアはIC登録が必要(パスポートで登録可)。

オーストラリア

キャリア主なプラン特徴
Optus月A$30〜55在住者向けポストペイドも豊富
Telstra月A$55〜最大手。エリア最広
Boost Mobile月A$20〜30(Telstra網)コスパ重視

スマホ端末の選び方

海外在住を想定するならSIMフリー端末一択。キャリア契約端末はSIMロックがかかっている場合があり、海外SIMが使えないことがある。

最近は日本でもSIMロック解除が義務化されているため、手持ちの端末がロック解除済みなら問題ない。iPhoneはApple公式で購入すれば基本的にSIMフリー。


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