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生活費・物価

バンコクの生活費・物価ガイド——現地採用・駐在員・リタイア層で変わるリアルな月額

バンコクの食費・住居費・交通費・教育費を細かく解説。現地採用・駐在員・リタイア移住者それぞれの月額生活費の目安と、物価を抑えるポイントも紹介。

2026-04-05
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この記事の日本円換算は、1THB≒5円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(THB)の金額を基準にしてください。

「タイは物価が安い」という話、半分は本当で半分は条件つきだ。

屋台で食べてBTSで移動する生活なら、食費と交通費は日本の半分以下に収まる。でもスクンビットエリアにコンドを借りて、日本食を週に何度か食べると——月の生活費は東京と大差なくなる。どのライフスタイルを選ぶかで、月額は2倍以上変わってくる。

食費——屋台からレストランまで4段階

屋台・フードコート(最安)

タイの屋台文化は健在で、街中のどこでも手軽に食べられる。

内容価格目安(THB)
ガパオライス・パッタイ・カオマンガイ等40〜80
ドリンク(ナムマナオ・タイアイスティー)20〜40
1食合計60〜120

1日3食屋台でまかなうと月THB 6,000〜10,000(約3万〜5万円)。

ローカルレストラン・エアコン付き食堂

少し環境を上げて冷房ありで食べたいなら。

内容価格目安(THB)
ランチセット(飲み物込み)100〜200
ディナー(1人)200〜400

月THB 10,000〜15,000程度(約5万〜7.5万円)に落ち着く人が多い。

日本食レストラン

バンコクの日本食レベルは高く、本格的な寿司・ラーメン・居酒屋が揃っている。ただし日本より値が張る。

内容価格目安(THB)
ランチ定食(ラーメン・丼等)200〜400
居酒屋ディナー(1人・飲み込み)600〜1,200
寿司・鉄板焼き(1人)800〜3,000

週2〜3回日本食を食べると、食費は月THB 15,000〜25,000(約7.5万〜12.5万円)になることも。

自炊

Tops、Villa Market、Gourmet Market、Makroなどのスーパーが使える。日本食材はドン・キホーテ(バンコク)や日系スーパーで手に入るが、輸入品は割高。

1人1週間の食材費: THB 1,500〜3,000程度(自炊中心)。

住居費——エリアで3〜4倍変わる

バンコクの家賃は居住エリアで大きく変わる。日本人の多いスクンビット沿線(プロンポン・トンロー)は割高。

コンドミニアム(1ベッドルーム)

エリア月額目安(THB)
プロンポン・トンロー(日本人多い)25,000〜50,000
アソーク・ナナ20,000〜40,000
シーロム・サトーン(ビジネス街)20,000〜35,000
ラーマ9・ラートプラオ(郊外寄り)12,000〜22,000
オンヌット以遠(郊外)8,000〜15,000

2ベッドルームになると1.5〜2倍が目安。ファミリー向けの3〜4ベッドルームのコンドはTHB 50,000〜120,000(25万〜60万円)と幅がある。

駐在員の場合

会社の住宅手当でカバーされる場合、スクンビット中心部にコンドを借りる駐在員が多い。手当を超える分は自己負担になるため、会社の住宅手当の上限額を事前に確認しておく。

交通費——BTSとGrabを使い分ける

BTS・MRT(電車)

バンコクの主要エリアはBTS(スカイトレイン)とMRTでカバーされている。

  • 1乗車: THB 16〜59(距離制)
  • Rabbit Card(チャージ式ICカード)で割引あり
  • 月の通勤往復(20営業日・往復30THBとして): 約THB 1,200〜2,000

BTS沿線のコンドに住んで電車通勤すると、交通費はかなり抑えられる。

タクシー・Grab

タクシーはメーター制(初乗りTHB 35)。ただし渋滞の酷いバンコクでは、タクシー+メーターの交渉や行き先拒否などストレスになることも。GrabはアプリでUber感覚で使えて予約価格が確定している分ストレスが少ない。

  • Grab(市内5〜10km): THB 80〜200
  • 空港〜スクンビット: THB 400〜700(高速代別途)

毎日Grabを使うと月THB 5,000〜10,000を超えることもある。

バイクタクシー

BTS駅から自宅まで「最後の1km」に便利。1回THB 15〜50程度。スクンビットのソイ(路地)移動に多用される。

通信費

キャリアプラン目安月額(THB)
AIS / DTAC / True Move無制限データ(低速込み)200〜600
高速無制限高容量プラン600〜1,000

日本より安く、月THB 300〜500程度で十分な通信環境が確保できる。

教育費

子どもをバンコクの日本人学校に通わせる場合。

区分月額目安(THB)
バンコク日本人学校(小学部)30,000〜45,000
バンコク日本人学校(中学部)35,000〜50,000

インターナショナルスクール(NIST、ISB、Shrewsburyなど)は年額THB 400,000〜800,000(200万〜400万円)以上になるケースも。

教育費の詳細はタイの教育ガイドを参照。

月額生活費の目安——層別シミュレーション

現地採用(独身)

項目月額目安(THB)
住居(オンヌット〜アソーク、1BR)12,000〜25,000
食費(屋台中心、週2外食)8,000〜15,000
交通(BTS+Grab適宜)2,000〜5,000
通信費300〜600
その他(娯楽・日用品・医療費積立)5,000〜10,000
合計目安約 THB 27,000〜55,000

現地採用の月給相場はTHB 50,000〜100,000程度(職種・経験による)。手取りから逆算して生活設計するのが現実的。

駐在員(家族帯同・子ども1人)

項目月額目安(THB)
住居(プロンポン・トンロー、2BR)35,000〜60,000
食費(外食多め)20,000〜40,000
教育費(日本人学校)30,000〜50,000
交通5,000〜10,000
通信費(家族)1,000〜2,000
その他10,000〜20,000
合計目安約 THB 100,000〜180,000

住宅手当・教育手当を会社がカバーするため、実質的な個人負担は生活費部分のみというケースが多い。

リタイア層(夫婦2人)

項目月額目安(THB)
住居(コンド2BR、郊外〜中心部)15,000〜35,000
食費10,000〜25,000
交通3,000〜8,000
通信費500〜1,000
医療費(保険込)5,000〜15,000
その他(旅行・趣味等)10,000〜30,000
合計目安約 THB 43,000〜110,000

夫婦2人でTHB 60,000〜80,000(30万〜40万円/月)程度が、快適に暮らせるリタイア生活の現実的な目安。Non-Oビザの財政要件(THB 800,000の口座残高)と照らして判断する。


タイの住居・賃貸ガイドでエリア別の家賃相場と住む場所の選び方を、タイの銀行口座開設ガイドでは到着後の口座開設手順を確認できる。


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